幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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ゲフィラ盗賊団②
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奴の体が砕け散り、そこを中心に爆発が巻き起こる!!!
「うわっ!!!」
俺は奴の自爆魔法に巻き込まれて大ダメージを受けてしまった。
いくら俺の方がレベルが高いとは言え、至近距離でこの威力の魔法をぶっ放されては堪らない。
「くそっ! いてぇ!!!」
すぐさま【回復薬】で回復する俺だったが...。
「ぐわぁぁぁ!!!」
と騎士団の悲鳴と爆発音がそこら中で聞こえてきた。
(まさか!?)
俺が後ろを振り向くと、そこは地獄だった。
騎士団の立てたテントが爆発によって吹き飛び、そこら中に爆発の跡が残っている。
しかも...だ。
「うおぉぉぉぉ!!!! 【弱体術師】死すべし!!!」
などと言いながら俺以外にも向かっていく盗賊団の群れが凄く鬱陶しい。
しかも「ゲフィラ盗賊団バンザーイ」などと言いながら嬉々として自爆してくるので余計に疑わしくなってくる。
(おいおいおい、盗賊団ってやつらがこんなふうに命をかけて特攻してくるか?)
俺は一度優樹達の元に戻り急いで服を着るように叫ぶ。
「優樹! 早く着替えろ! 敵襲だ!」
「分かってる! ちょっとだけ待って!」
そうこうしている間にも俺たちのテントに無数の盗賊団が走ってきた。
「【束縛+9】!!」
俺の声と共に100人単位で盗賊団を縛り付ける。
「ぐぬぬ!! 汚らわしい鎖だ!」
「敵は目の前だ!! 命をかけて滅せよ!」
などと言ってくる奴らの目はどう見ても野盗の瞳ではない。
(チラホラ盗賊以外の人間も混じっているような気がするのは気のせいか?)
確かに盗賊っぽい奴も沢山いるのだが、たま~に絶対違うだろうと思える人物も混じっている。
なんなら多少負傷した者の傷を瞬時に魔法で治してしまうほどの実力者も混じっているようだった。
(まずいな、流石に敵の数が多い)
俺が必死に【束縛】の魔法で動きを止めている間に第二陣第三陣と休みなく突っ込んでくるので鬱陶しい。
「くそっ! きりがないぞ!」
そう叫んだ瞬間だった。
「死ねぇ!!」
と勢いよく近づいてきた盗賊に片手を斬られる。
「ぐっ! くそっ!」
俺はすぐさま鞭に持ち替えてそいつを弾き飛ばした。
「グワっ!!!」
「隙あり!!!」
「全員で一斉にかかれ!!!!」
(嘘だろ!? 一体何人連れてきたんだ!?)
1000人...いや1万人ほどいるだろうか? まるで戦争クラスの物量に俺は身震いした。
(これ...本当にただの野盗の仕業なのか? それにこのままじゃテントの中にいる優樹達が...!)
無駄に回復力の高い魔法使いにまるで俺を殺す為に命さえも投げ出さんとする狂った者達。
これではまるで...。
「狂信者達の特攻隊だな...」
【弱体術師】を絶対悪とする宗教の傘下の者達が俺を殺そうと迫ってきているのだと思うことで躊躇いがなくなる。
「ははっ、そうだな。こう言うピンチの時に使わないでいつ使うんだよ...」
俺はそう呟くと自身の中にある深き闇を覚醒させるのだった。
「うわっ!!!」
俺は奴の自爆魔法に巻き込まれて大ダメージを受けてしまった。
いくら俺の方がレベルが高いとは言え、至近距離でこの威力の魔法をぶっ放されては堪らない。
「くそっ! いてぇ!!!」
すぐさま【回復薬】で回復する俺だったが...。
「ぐわぁぁぁ!!!」
と騎士団の悲鳴と爆発音がそこら中で聞こえてきた。
(まさか!?)
俺が後ろを振り向くと、そこは地獄だった。
騎士団の立てたテントが爆発によって吹き飛び、そこら中に爆発の跡が残っている。
しかも...だ。
「うおぉぉぉぉ!!!! 【弱体術師】死すべし!!!」
などと言いながら俺以外にも向かっていく盗賊団の群れが凄く鬱陶しい。
しかも「ゲフィラ盗賊団バンザーイ」などと言いながら嬉々として自爆してくるので余計に疑わしくなってくる。
(おいおいおい、盗賊団ってやつらがこんなふうに命をかけて特攻してくるか?)
俺は一度優樹達の元に戻り急いで服を着るように叫ぶ。
「優樹! 早く着替えろ! 敵襲だ!」
「分かってる! ちょっとだけ待って!」
そうこうしている間にも俺たちのテントに無数の盗賊団が走ってきた。
「【束縛+9】!!」
俺の声と共に100人単位で盗賊団を縛り付ける。
「ぐぬぬ!! 汚らわしい鎖だ!」
「敵は目の前だ!! 命をかけて滅せよ!」
などと言ってくる奴らの目はどう見ても野盗の瞳ではない。
(チラホラ盗賊以外の人間も混じっているような気がするのは気のせいか?)
確かに盗賊っぽい奴も沢山いるのだが、たま~に絶対違うだろうと思える人物も混じっている。
なんなら多少負傷した者の傷を瞬時に魔法で治してしまうほどの実力者も混じっているようだった。
(まずいな、流石に敵の数が多い)
俺が必死に【束縛】の魔法で動きを止めている間に第二陣第三陣と休みなく突っ込んでくるので鬱陶しい。
「くそっ! きりがないぞ!」
そう叫んだ瞬間だった。
「死ねぇ!!」
と勢いよく近づいてきた盗賊に片手を斬られる。
「ぐっ! くそっ!」
俺はすぐさま鞭に持ち替えてそいつを弾き飛ばした。
「グワっ!!!」
「隙あり!!!」
「全員で一斉にかかれ!!!!」
(嘘だろ!? 一体何人連れてきたんだ!?)
1000人...いや1万人ほどいるだろうか? まるで戦争クラスの物量に俺は身震いした。
(これ...本当にただの野盗の仕業なのか? それにこのままじゃテントの中にいる優樹達が...!)
無駄に回復力の高い魔法使いにまるで俺を殺す為に命さえも投げ出さんとする狂った者達。
これではまるで...。
「狂信者達の特攻隊だな...」
【弱体術師】を絶対悪とする宗教の傘下の者達が俺を殺そうと迫ってきているのだと思うことで躊躇いがなくなる。
「ははっ、そうだな。こう言うピンチの時に使わないでいつ使うんだよ...」
俺はそう呟くと自身の中にある深き闇を覚醒させるのだった。
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