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何だか...嫌だな...
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「カリンちゃんおはよ!」
「あっヤヨイちゃん...、おはよ」
私はいつも通り学校へと向かう道中でヤヨイちゃんに出会った。
その中で私は日頃の鬱憤を友達に吐き出した。
「昨日も勉強しててさ~、全く休日が休日にならないよ~」
私がそう呟くと、大抵の場合帰ってくる答えがこうである。
「でもやっぱりさ、それは仕方ないんじゃない?、だってカリンは賢聖の娘なんだから...」
「...」
分かっている。
ヤヨイが嫌味で言っているのではないことくらい私にはよ~く分かっている。
でも...、今はそれが少し息苦しいと感じるのだ。
担任の先生であるロリババア先生からもそう言う目で見られ、友達や街の人々からもそう言う目で見られるのが本当に耐え難いのでした。
母さんが力を失う前まではこんなこと無かったのに...。
(先生も私を母さんの代わりだとは思っていないけど、賢聖の空いた穴を埋める人材だとはきっと思ってるよね...?)
そう思うと少し辛い。
でも...、そう言う目で見てこない人がたった一人だけいるのでした。
それが異界からきた林香お姉ちゃんです。
あちらの世界にはそう言う血縁関係みたいな習わしなどはないのでしょうか?。
...、いいえ、きっとそんな事はありません。
多分私の事をちゃんと一人の人間としてみてくれているのだと思います。
なのに...!。
(先に学校に行っちゃうなんてどう言う事!?)
そこには怒りが隠せなくなる私。
いつも一緒に学校に行ってくれていた筈なのに、最近は個別に行くことも多くなってしまいました。
なぜかというと、私が寝坊助なのが原因だと思われます。
特に母さんやロリババア先生からはもう少し自立心を持ちなさいと散々言われているので、その手がお姉ちゃんにまで回って来たのだと思えました。
(仕方ないことだけど、小学生の間くらい子供らしく生きてもいいじゃん!!)
と言うのが私の意見でした。
遅かれ早かれ私が賢聖の後を継ぐのは間違いがないのです。
と言うのも、私が謎の高熱を出し命の危機に瀕した時、母さんが自身の力を私に分け与えてしまったらしいのでした。
その結果、私が賢聖候補となり、賢聖の力を開花させるまでの間、クティル王国は私の母の力は私に受け継がれたと言い張り、不完全ではないと各国に虚栄貼った為、全面戦争の危機は回避された様なのです。
その為か、私に早く賢聖としての役割を全うさせる為に色々な課題を出してくるのでした。
魔獣狩りや基礎魔法の取得、精霊との会話などどれも頭が痛くなる内容の物ばかりで正直しんどい...。
それは国が私に対して一般的な教養を身につけさせると同時に、国のトップたる王の横に立つ存在を作り上げる事に他なりません。
実際は女神に選ばれし者がなる選択者だったはずの母さんが、私を救う為に力を使い果たしたのだと...。
正直笑える。
たった一人の娘を助ける為に自分の使命を投げ出すか?。
と。
(賢聖が守るのは娘じゃないんだよね...、賢聖が真に守らなくてはいけないのは王国そのもの...)
そう私は考えていました。
(私はそうはならない...、正直言って賢聖の責任とか小難しい事はわからないけど、私はお母さんの様にはならない様に行動する、そしてこの賢聖とかいう意味不明な称号はさっさとなくさせる!)
こんな物があるから国が一人の聖人を頼りっぱなしになってしまうのだとなぜ分からないのか、これが私には分からない。
聖人一人の意思が王国全土の意思と相違な事に私は途轍もない違和感を覚えている。
(絶対に変えてやる...、この国のルールを!)
私はそう誓いながら、学校への道を歩むのでした。
「あっヤヨイちゃん...、おはよ」
私はいつも通り学校へと向かう道中でヤヨイちゃんに出会った。
その中で私は日頃の鬱憤を友達に吐き出した。
「昨日も勉強しててさ~、全く休日が休日にならないよ~」
私がそう呟くと、大抵の場合帰ってくる答えがこうである。
「でもやっぱりさ、それは仕方ないんじゃない?、だってカリンは賢聖の娘なんだから...」
「...」
分かっている。
ヤヨイが嫌味で言っているのではないことくらい私にはよ~く分かっている。
でも...、今はそれが少し息苦しいと感じるのだ。
担任の先生であるロリババア先生からもそう言う目で見られ、友達や街の人々からもそう言う目で見られるのが本当に耐え難いのでした。
母さんが力を失う前まではこんなこと無かったのに...。
(先生も私を母さんの代わりだとは思っていないけど、賢聖の空いた穴を埋める人材だとはきっと思ってるよね...?)
そう思うと少し辛い。
でも...、そう言う目で見てこない人がたった一人だけいるのでした。
それが異界からきた林香お姉ちゃんです。
あちらの世界にはそう言う血縁関係みたいな習わしなどはないのでしょうか?。
...、いいえ、きっとそんな事はありません。
多分私の事をちゃんと一人の人間としてみてくれているのだと思います。
なのに...!。
(先に学校に行っちゃうなんてどう言う事!?)
そこには怒りが隠せなくなる私。
いつも一緒に学校に行ってくれていた筈なのに、最近は個別に行くことも多くなってしまいました。
なぜかというと、私が寝坊助なのが原因だと思われます。
特に母さんやロリババア先生からはもう少し自立心を持ちなさいと散々言われているので、その手がお姉ちゃんにまで回って来たのだと思えました。
(仕方ないことだけど、小学生の間くらい子供らしく生きてもいいじゃん!!)
と言うのが私の意見でした。
遅かれ早かれ私が賢聖の後を継ぐのは間違いがないのです。
と言うのも、私が謎の高熱を出し命の危機に瀕した時、母さんが自身の力を私に分け与えてしまったらしいのでした。
その結果、私が賢聖候補となり、賢聖の力を開花させるまでの間、クティル王国は私の母の力は私に受け継がれたと言い張り、不完全ではないと各国に虚栄貼った為、全面戦争の危機は回避された様なのです。
その為か、私に早く賢聖としての役割を全うさせる為に色々な課題を出してくるのでした。
魔獣狩りや基礎魔法の取得、精霊との会話などどれも頭が痛くなる内容の物ばかりで正直しんどい...。
それは国が私に対して一般的な教養を身につけさせると同時に、国のトップたる王の横に立つ存在を作り上げる事に他なりません。
実際は女神に選ばれし者がなる選択者だったはずの母さんが、私を救う為に力を使い果たしたのだと...。
正直笑える。
たった一人の娘を助ける為に自分の使命を投げ出すか?。
と。
(賢聖が守るのは娘じゃないんだよね...、賢聖が真に守らなくてはいけないのは王国そのもの...)
そう私は考えていました。
(私はそうはならない...、正直言って賢聖の責任とか小難しい事はわからないけど、私はお母さんの様にはならない様に行動する、そしてこの賢聖とかいう意味不明な称号はさっさとなくさせる!)
こんな物があるから国が一人の聖人を頼りっぱなしになってしまうのだとなぜ分からないのか、これが私には分からない。
聖人一人の意思が王国全土の意思と相違な事に私は途轍もない違和感を覚えている。
(絶対に変えてやる...、この国のルールを!)
私はそう誓いながら、学校への道を歩むのでした。
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