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誰かの記憶
私の思い...
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「紹介するね、〇〇君だよ」
(えっ...誰?)
誰かは知りませんけど、◯が男の子を連れてきたのは初めてのことでした。
しかもそいつと楽しそうに喋っているのが苛立ちます。
(〇〇の隣は私の場所なのに...!)
数日が過ぎても〇〇は〇〇君の事をずっと喋っているのでした。
「もう本当に〇〇君って面白いよね~」
「...」
「ねえちょっと〇〇聞いてるの?」
「聞いてるよ...」
ムスッとした表情で私が彼女を見ていると、いきなり抱きしめてきました。
「もう!怒らないでよ!」
「怒ってないし...」
そうは言っても自分の居場所を取られたみたいで気持ち悪さは感じていました。
いつ話しても〇〇君の話ばかりする彼女は、いつしか私の中から消えて行くような気がして怖かったのです。
(嫌だ...私の姉ちゃんがきえちゃう!!)
そう思った私はいい事を思いつき実行に移したのです。
~その日の夜~
「いきなりどうしたの?華凛」
「えへへ~、久しぶりに林華姉ちゃんと一緒に寝たくて...」
「まっいいけど、じゃあ電気消すよ~、お休み~」
「うん♡お休みなさい...♡」
私は姉ちゃんが寝静まった夜中に起き上がり、部屋に置いてあるハサミで姉の首をかっ切りました。
苦悶の表上を浮かべながら首を抑えるお姉ちゃんを見ながらこう呟きます。
「姉ちゃんが悪いんだからね...、私を置いて何処か遠くに行っちゃうのがいけないの...、だから一緒に2人であの世に行こ♡」
力無く抵抗してくる姉の体を抑え込み、最後の一撃を決めた私は、その後自分の首にハサミを突き刺しました。
途轍もない痛みに体を震わせながらも嬉しさのあまり、感嘆とした表情で自分を褒め称えます。
(次の世界では私と姉ちゃんがまた仲良くなれますように♡)
この時の私はまだ知らない...。
自分と姉が異世界に転生し、その世界ですら姉を殺害する事になろうとは...。
この時の私には知る由も無いのでした。
(えっ...誰?)
誰かは知りませんけど、◯が男の子を連れてきたのは初めてのことでした。
しかもそいつと楽しそうに喋っているのが苛立ちます。
(〇〇の隣は私の場所なのに...!)
数日が過ぎても〇〇は〇〇君の事をずっと喋っているのでした。
「もう本当に〇〇君って面白いよね~」
「...」
「ねえちょっと〇〇聞いてるの?」
「聞いてるよ...」
ムスッとした表情で私が彼女を見ていると、いきなり抱きしめてきました。
「もう!怒らないでよ!」
「怒ってないし...」
そうは言っても自分の居場所を取られたみたいで気持ち悪さは感じていました。
いつ話しても〇〇君の話ばかりする彼女は、いつしか私の中から消えて行くような気がして怖かったのです。
(嫌だ...私の姉ちゃんがきえちゃう!!)
そう思った私はいい事を思いつき実行に移したのです。
~その日の夜~
「いきなりどうしたの?華凛」
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「まっいいけど、じゃあ電気消すよ~、お休み~」
「うん♡お休みなさい...♡」
私は姉ちゃんが寝静まった夜中に起き上がり、部屋に置いてあるハサミで姉の首をかっ切りました。
苦悶の表上を浮かべながら首を抑えるお姉ちゃんを見ながらこう呟きます。
「姉ちゃんが悪いんだからね...、私を置いて何処か遠くに行っちゃうのがいけないの...、だから一緒に2人であの世に行こ♡」
力無く抵抗してくる姉の体を抑え込み、最後の一撃を決めた私は、その後自分の首にハサミを突き刺しました。
途轍もない痛みに体を震わせながらも嬉しさのあまり、感嘆とした表情で自分を褒め称えます。
(次の世界では私と姉ちゃんがまた仲良くなれますように♡)
この時の私はまだ知らない...。
自分と姉が異世界に転生し、その世界ですら姉を殺害する事になろうとは...。
この時の私には知る由も無いのでした。
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