なぜか異世界に幼女で転生してしまった私は、優秀な親の子供だったのですが!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

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疲れた...

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「疲れた...」

 私はベッドの上に座り込みそう呟きました。

 そしてそのままベッドに倒れ込み、スヤスヤと寝息を立て始めるのでした...。

 ~精神世界~

「...また来たの?」

「うん...、貴女と戦うのが一番早く成長できるから...、今日もやろ」

 チャッと短剣を抜いて彼女の刃を受けました。

「いいよ...、とことん教えてあげる...、輪廻教仕込みの剣撃を!」

 私はそれを聞いてニヤリと笑っていました。

「そう...、それでいいの...、沢山の事を私に教えて♡」

 そう呟いた私は何度も彼女と打ち合いました。

 彼女と剣を交える度にこう思うのです。

(ああ...、私はなんて幸福なんだろう...♡)

 なんでこう思ってしまうのか自分でも分からないのですが、実際にそう思えるのです。

「ほらっ!!ここ!、隙だらけだよ!!」

 彼女にそう言われたので頑張って防ぎ切ります。

 なんとか彼女の攻撃に対していい答えを返せると、彼女はとてもいい声でこう言ってくれるのでした。

「流石カリン!!」

「ヘヘっ...、林華の教えがいいからだよ...」

 そう掛け声をあげながらいつもの訓練が終わると、目が醒めるまでの間、私は彼女の膝下に頭を乗せて休むのでした。

「ちょ!カリン///、恥ずかしいんだけど...」

「いいの...林華にこうやって貰っているとなんだか落ち着くから...」

 今はこれが私の楽しみになっていました。

 私はふと彼女にこんな事を聞いてみました。

「ねぇ...、林華」

「何?」

って呼んでもいい?」

 何気ない言葉の筈だったのに、彼女は一瞬険しい表情を浮かべていたのです。

「林華?」

 思わず彼女の名前を呟くと、彼女は急に我に帰った様な表情を浮かべてこう返してきました。

「だめよ、だいたい貴女が私に自分の名前をあげる何て事するからおかしくなってるだけでしょ」

「え~...、でもなんだか本当にお姉ちゃんみたいなんだもん...」

「それは貴女がそう思ってるだけであって、私は貴女なのよ?、なんで自分の名前を付けた相手を姉と呼ぶ必要があるのかしら?」

 そう言われると確かになんでこんな感情が溢れてくるのか分かりません。

(なんで急に林華の事を姉と呼びたくなったんだろう...?)

 そう思えば思うほどどんどん深みにはまって行く私。

 結局答えが出ないまま今日の訓練は終わりを迎えるのでした...。

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