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金色の天使②
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「こっちだ!エリサ!」
俺は大声で叫び、彼女を挑発した後に駆け出した。
「そっち...」
彼女が片手を振り上げた瞬間、地獄から呼び寄せた雷が天から降り注ぐ。
その桁違いの破壊力に目を疑った。
(嘘だろ...、大木が一瞬で黒焦げたぞ...、ハハッ、あんなの食らったら一貫の終わりだな...)
心の中で微かに笑った後、作戦を実行する事にした。
と言っても作戦は至ってシンプルだ。
相手の雷を一つの媒体に蓄積して跳ね返す、これだけ。
ただ...、エリサの雷を蓄積できるだけの媒体となるとちょっと厳しい部分もある。
そこで錬成の出番だ。
(イメージ...、天上天下、全てのイカズチを受け止め取り込む物...)
形、材質、素材。
それら全てを考慮して最上の形を彩る。
俺が作ったのは金属性の盾だった。
丸い形の盾に、ちょっとだけ突起物がついてあり、お世辞にもカッコいいとは言えない代物だが、これでいい。
彼女が雷を飛ばしてくる瞬間に合わせ、俺も盾を構える。
すると、雷の軌道が盾に集中し、それを蓄積してバチバチと火花が飛び散っているのを見て成功だと確信する。
(よしっ!、後は...)
とにかく盾で莫大な量の雷を受け止め続ける俺。
凄まじい轟音が鳴り響く中、俺は冷静に対処していく。
だが、流石に手が疲れてきているのも事実。
それもそのはず、本来1発で黒焦げになる技を、対電性の盾とは言え強力な電撃魔法を受け止めているのだから当たり前である。
(いや...これきついな...)
そう思いながらも、エリサを倒すにはまだ電力が足りない。
(詰んだか?)
嫌な予感が頭をよぎった次の瞬間、しびれをきらした彼女が小刀片手に接近してきた。
これは嬉しい誤算である。
接近戦ならばこちらにも分があるというものだ。
俺はすぐさま電撃耐性のある剣を作り上げ、彼女の刀と打ち合う。
打ち合う度に電撃が迸るが、俺には盾があり、そちらに吸収されていくので電撃は当たらない。
(この盾作っておいて正解だったな)
俺は剣で打ち合いながら、いつ溜まった雷を放つかを見計らうのでした。
俺は大声で叫び、彼女を挑発した後に駆け出した。
「そっち...」
彼女が片手を振り上げた瞬間、地獄から呼び寄せた雷が天から降り注ぐ。
その桁違いの破壊力に目を疑った。
(嘘だろ...、大木が一瞬で黒焦げたぞ...、ハハッ、あんなの食らったら一貫の終わりだな...)
心の中で微かに笑った後、作戦を実行する事にした。
と言っても作戦は至ってシンプルだ。
相手の雷を一つの媒体に蓄積して跳ね返す、これだけ。
ただ...、エリサの雷を蓄積できるだけの媒体となるとちょっと厳しい部分もある。
そこで錬成の出番だ。
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すると、雷の軌道が盾に集中し、それを蓄積してバチバチと火花が飛び散っているのを見て成功だと確信する。
(よしっ!、後は...)
とにかく盾で莫大な量の雷を受け止め続ける俺。
凄まじい轟音が鳴り響く中、俺は冷静に対処していく。
だが、流石に手が疲れてきているのも事実。
それもそのはず、本来1発で黒焦げになる技を、対電性の盾とは言え強力な電撃魔法を受け止めているのだから当たり前である。
(いや...これきついな...)
そう思いながらも、エリサを倒すにはまだ電力が足りない。
(詰んだか?)
嫌な予感が頭をよぎった次の瞬間、しびれをきらした彼女が小刀片手に接近してきた。
これは嬉しい誤算である。
接近戦ならばこちらにも分があるというものだ。
俺はすぐさま電撃耐性のある剣を作り上げ、彼女の刀と打ち合う。
打ち合う度に電撃が迸るが、俺には盾があり、そちらに吸収されていくので電撃は当たらない。
(この盾作っておいて正解だったな)
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