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あれっ...?カリンは?
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俺が異変に気がついたのは夕飯時でした。
「お~いカリン~、晩御飯の時間だぞ~」
返事がありません。
「カリン?入るぞ?」
俺が妹の部屋に入った瞬間、そこにいるはずの存在がいない事に気がつきました。
「カリン!?どこだ!?」
妹の部屋を探して見ましたがいません。
ベッドの下や押入れの中など、隅々まで探した結果、見つかりませんでした。
「どこに行ったんだ?、まさか一人で町の外に...?」
いや...、流石にそれはないと思いたいが...、もう日が暮れかかっているのを確認した俺は母さんに叫んだ。
「カリンがいない!」
俺の声を聞いた母さんがびっくりするような表情を浮かべた。
「ローシュ!それは本当?」
「ああ!、部屋にいないみたいなんだ!」
俺と母さんが話していると、父さんも話に加わってくる。
「どうしたんだ?二人とも...」
「父さん!」
「あなた!」
俺たちは3人で話あった。
「なるほど...、所でローシュ、今日の昼までカリンは部屋にいたんだな?」
「ああ、昼過ぎくらいに俺の部屋にきて話をしたからな、それがどうしたんだ?」
「どこに行ったかの予想は出来ないか?」
「...、いや...なにも...」
「そうか...」
俺は嘘をつきました。
なぜなら、仮にカリンが町の外に出ていた場合、下手をすればしばらく謹慎になると思っての行動なのです。
「俺...、今からカリンを探してくるよ」
「ローシュ、私も探そう」
「私は二人に念話で状況を伝えるわ、...こんな事になるのなら、カリンちゃんとも念話の調整をやっておくんだったわ...」
念話は賢聖である母さんの特殊魔法である為、あらかじめ魔力調整をしておかないとうまく繋がらないのです。
その上効果範囲は大体王国内の端から端くらいまでの距離なのでそこまで万能ではありませんが、ないよりかは大分いと思います。
親父と俺は剣を腰につけ、夜の町へと身を乗り出しました。
「ローシュは西を当たれ、私は東を当たる」
「分かった」
俺と父さんは勢いよく反対方向に向かいあって飛んで行きますが、勿論俺が向かうのは...。
「町の外だな...」
親父に行っておいた方が良いか悩みましたが、ここで妹を助けてしまえばきっと「きゃ~♡お兄ちゃんかっこいい♡」とか言って抱きついて貰えるでしょう。
そう思うと胸が高鳴ります。
「待ってろよカリン!」
俺は勢いよく地を蹴り、町の外へと足を踏み出すのでした。
「お~いカリン~、晩御飯の時間だぞ~」
返事がありません。
「カリン?入るぞ?」
俺が妹の部屋に入った瞬間、そこにいるはずの存在がいない事に気がつきました。
「カリン!?どこだ!?」
妹の部屋を探して見ましたがいません。
ベッドの下や押入れの中など、隅々まで探した結果、見つかりませんでした。
「どこに行ったんだ?、まさか一人で町の外に...?」
いや...、流石にそれはないと思いたいが...、もう日が暮れかかっているのを確認した俺は母さんに叫んだ。
「カリンがいない!」
俺の声を聞いた母さんがびっくりするような表情を浮かべた。
「ローシュ!それは本当?」
「ああ!、部屋にいないみたいなんだ!」
俺と母さんが話していると、父さんも話に加わってくる。
「どうしたんだ?二人とも...」
「父さん!」
「あなた!」
俺たちは3人で話あった。
「なるほど...、所でローシュ、今日の昼までカリンは部屋にいたんだな?」
「ああ、昼過ぎくらいに俺の部屋にきて話をしたからな、それがどうしたんだ?」
「どこに行ったかの予想は出来ないか?」
「...、いや...なにも...」
「そうか...」
俺は嘘をつきました。
なぜなら、仮にカリンが町の外に出ていた場合、下手をすればしばらく謹慎になると思っての行動なのです。
「俺...、今からカリンを探してくるよ」
「ローシュ、私も探そう」
「私は二人に念話で状況を伝えるわ、...こんな事になるのなら、カリンちゃんとも念話の調整をやっておくんだったわ...」
念話は賢聖である母さんの特殊魔法である為、あらかじめ魔力調整をしておかないとうまく繋がらないのです。
その上効果範囲は大体王国内の端から端くらいまでの距離なのでそこまで万能ではありませんが、ないよりかは大分いと思います。
親父と俺は剣を腰につけ、夜の町へと身を乗り出しました。
「ローシュは西を当たれ、私は東を当たる」
「分かった」
俺と父さんは勢いよく反対方向に向かいあって飛んで行きますが、勿論俺が向かうのは...。
「町の外だな...」
親父に行っておいた方が良いか悩みましたが、ここで妹を助けてしまえばきっと「きゃ~♡お兄ちゃんかっこいい♡」とか言って抱きついて貰えるでしょう。
そう思うと胸が高鳴ります。
「待ってろよカリン!」
俺は勢いよく地を蹴り、町の外へと足を踏み出すのでした。
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