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エルシーVSエリサ③
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「きゃっ」
突然彼女の悲鳴が聞こえてきたので目を開ける。
「大丈夫か?エルシー」
「ローシュ!?、何でここに!?」
私は驚いた。
何故彼がこの場に居合わせたのか気になったからである。
「いや何、町を歩いていたら急に血相変えて走り去っていくエルシーが見えたからな、夫として追いかけるに決まってるだろ!」
ニヤリと笑う彼でしたが、正直助かりました。
「ありがとう...」
「ああ、後は任せな、本音は負傷者を叩きのめすみたいで気が気じゃないが...、輪廻教徒が相手なら全力で仕留めるさ」
「あっちゃ~...、こりゃまずいね...」
完全にしまったという表情を浮かべている彼女。
恐らく疲れ切った彼女ではローシュに手も足も出ないでしょう。
ローシュの言う通り、勝者に鞭を打つみたいで気が引けますが、ここは勝利をもぎ取る事の方が重要度が高い。
「ローシュ!お願い!、奴を捕まえて!」
「ああ!任せろ!」
力強い笑みを浮かべる彼に安堵の息を漏らす私。
「ええ...任せる...」
彼なら安心して彼女の相手を任せられると判断する私。
一気に近づいて剣を振るう彼。
「ダメよ!ローシュ!奴の刀には電気が!」
「安心しろって、対策はちゃんと取ってある」
確かに、刀と打ち合っていると言うのに彼の剣は電流が流れていない様です。
「なんで?」
「こいつは俺が今錬成した剣で鉄製じゃなく電気に強いイメージを加えてある、ただ電気に耐性のあるだけの剣だが...、弱ったこいつくらいならこれで充分だ!」
「確かに...、疲れ切った私だとちょっときついかも...」
さっきまでの余裕のある表情が徐々に無くなっていくエリサ。
そして、ついに彼女の小刀を弾き飛ばしました。
「終わりだな」
「あはは...、ちょっとまずいかな...」
「言いたい事はあるか?、輪廻教徒」
「...、別に無いけど...、私を殺すのなら今のうちだよ?、今度出会う時にはきっと...」
ニヤリと不気味に笑う彼女がどことなく不吉を告げている。
「何を言ってるんだ?お前」
「別に...、ただちょっとね...」
「まあいい、後でゆっくり聞こうか、クティル城の独房でな!」
ローシュが剣の柄で彼女を殴ろうとした時、何かが邪魔に入りました。
「えっ!?あの子は」
突然彼女の悲鳴が聞こえてきたので目を開ける。
「大丈夫か?エルシー」
「ローシュ!?、何でここに!?」
私は驚いた。
何故彼がこの場に居合わせたのか気になったからである。
「いや何、町を歩いていたら急に血相変えて走り去っていくエルシーが見えたからな、夫として追いかけるに決まってるだろ!」
ニヤリと笑う彼でしたが、正直助かりました。
「ありがとう...」
「ああ、後は任せな、本音は負傷者を叩きのめすみたいで気が気じゃないが...、輪廻教徒が相手なら全力で仕留めるさ」
「あっちゃ~...、こりゃまずいね...」
完全にしまったという表情を浮かべている彼女。
恐らく疲れ切った彼女ではローシュに手も足も出ないでしょう。
ローシュの言う通り、勝者に鞭を打つみたいで気が引けますが、ここは勝利をもぎ取る事の方が重要度が高い。
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「ああ!任せろ!」
力強い笑みを浮かべる彼に安堵の息を漏らす私。
「ええ...任せる...」
彼なら安心して彼女の相手を任せられると判断する私。
一気に近づいて剣を振るう彼。
「ダメよ!ローシュ!奴の刀には電気が!」
「安心しろって、対策はちゃんと取ってある」
確かに、刀と打ち合っていると言うのに彼の剣は電流が流れていない様です。
「なんで?」
「こいつは俺が今錬成した剣で鉄製じゃなく電気に強いイメージを加えてある、ただ電気に耐性のあるだけの剣だが...、弱ったこいつくらいならこれで充分だ!」
「確かに...、疲れ切った私だとちょっときついかも...」
さっきまでの余裕のある表情が徐々に無くなっていくエリサ。
そして、ついに彼女の小刀を弾き飛ばしました。
「終わりだな」
「あはは...、ちょっとまずいかな...」
「言いたい事はあるか?、輪廻教徒」
「...、別に無いけど...、私を殺すのなら今のうちだよ?、今度出会う時にはきっと...」
ニヤリと不気味に笑う彼女がどことなく不吉を告げている。
「何を言ってるんだ?お前」
「別に...、ただちょっとね...」
「まあいい、後でゆっくり聞こうか、クティル城の独房でな!」
ローシュが剣の柄で彼女を殴ろうとした時、何かが邪魔に入りました。
「えっ!?あの子は」
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