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エルシーVSエリサ
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この子は...、確かメルラだったよね?。
最近出会った顔だったのでなんとなく覚えています。
「メルラ...?」
「えっ?」
彼女はそっと顔を上げてくれたお陰で確信が持てた。
「メルラだよね?」
「エルシーさん?」
なんでエリサの横にいたのか聞きたい所だが、今はそれどころではない。
「エリサ!」
「こっちだよ~♪」
弾ける電撃の音と共に姿を現わす金髪の少女。
腰に付けた刀を引き抜き私を挑発してきた。
「さあさあ遊ぼうかエルシー、ちょっとは強くなったかな?」
「もともとあなたよりかは強いわよ私」
ムッとしたような表情を浮かべているので、煽りは成功だ。
「ふ~ん...、言うねぇ...、どっちが上か試してみよっか♪」
ばっと電撃を帯びた体で逃げ出す彼女を追いかける。
「逃すか!!」
風魔法で自身を浮かせて彼女を追いかける。
電撃の軌跡を辿りながら見失わないようにしていると...。
「隙あり」
いきなり方向転換し私に斬りかかってくる彼女。
それを見た私はニヤリと笑う。
「それはどっちかな?」
私は上空に待機させていた三本の槍を急降下させる。
それに気がついた彼女はいきなり進路を90度ほど変えて回避行動をとった。
「ひゅ~...、やるじゃん!」
「余裕なのも今のうち...」
私と彼女は家の上で相対する。
彼女は小太刀を、私は短剣を握りしめて向かい合う。
先に動いたのは彼女だった。
剣線を読み短剣で受けようとしたのだが、刃先が当たる瞬間に嫌な予感がしたので寸前で躱す。
「あ~らら、もうちょっとでビリビリになってたのに残念」
「やっぱりね...、その刃に電撃を流してるんでしょ?」
私が聞くと彼女は笑う。
「そうだよ、だから気をつけてね、1発でも当たっちゃったらおわりだか...らっ!」
(素早い!)
私はなんとか全身に薄い風の膜をまとい彼女の攻撃を防いでいるがいつまでもは持たない。
「ほらほらほらっ!、早くなんとかしないとそんくらいの膜貫通しちゃうよ!」
彼女のいう通りなのだがどうしようもない。
このままでは私の攻撃が当たらないと判断した私は、槍を三本を常態的に扱う事に決めた。
私が三本の槍を再び出現させると、流石に距離を取る彼女。
「流石ね...」
「嫌な予感がしたんだ..」
彼女が接近した瞬間にもう5本くらい槍を出現させてフィニッシュを決めようと思ったのだが見抜かれたようだ。
彼女もまたあの戦争を生き抜いただけの事はあると言えるだろう。
そこら辺の冒険者よりもよっぽど手強い。
ふぅっと息を整えた私は、ラウンド2へと移行するのでした。
最近出会った顔だったのでなんとなく覚えています。
「メルラ...?」
「えっ?」
彼女はそっと顔を上げてくれたお陰で確信が持てた。
「メルラだよね?」
「エルシーさん?」
なんでエリサの横にいたのか聞きたい所だが、今はそれどころではない。
「エリサ!」
「こっちだよ~♪」
弾ける電撃の音と共に姿を現わす金髪の少女。
腰に付けた刀を引き抜き私を挑発してきた。
「さあさあ遊ぼうかエルシー、ちょっとは強くなったかな?」
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ばっと電撃を帯びた体で逃げ出す彼女を追いかける。
「逃すか!!」
風魔法で自身を浮かせて彼女を追いかける。
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私と彼女は家の上で相対する。
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先に動いたのは彼女だった。
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「あ~らら、もうちょっとでビリビリになってたのに残念」
「やっぱりね...、その刃に電撃を流してるんでしょ?」
私が聞くと彼女は笑う。
「そうだよ、だから気をつけてね、1発でも当たっちゃったらおわりだか...らっ!」
(素早い!)
私はなんとか全身に薄い風の膜をまとい彼女の攻撃を防いでいるがいつまでもは持たない。
「ほらほらほらっ!、早くなんとかしないとそんくらいの膜貫通しちゃうよ!」
彼女のいう通りなのだがどうしようもない。
このままでは私の攻撃が当たらないと判断した私は、槍を三本を常態的に扱う事に決めた。
私が三本の槍を再び出現させると、流石に距離を取る彼女。
「流石ね...」
「嫌な予感がしたんだ..」
彼女が接近した瞬間にもう5本くらい槍を出現させてフィニッシュを決めようと思ったのだが見抜かれたようだ。
彼女もまたあの戦争を生き抜いただけの事はあると言えるだろう。
そこら辺の冒険者よりもよっぽど手強い。
ふぅっと息を整えた私は、ラウンド2へと移行するのでした。
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