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純血と混血?
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「あっ!そろそろ始まるぞ!」
兄さんの声を聞き式典場の中央へと視線を動かします。
数秒後、どこからともなく母さん達3聖人と王様勢が現れました。
母さんがマイクの前に立ち何か話すようです。
緊迫した空気の中第一声が...。
「皆~!!クティル王国祭楽しんでますか~!!」
思わずズコ~っとズッコケてしまう私。
(えっ...なに!?そういうノリの雰囲気じゃなかったよね今!!)
最初は私がおかしいのか?とも思いましたけど、どうやらおかしいのは母さんのようです。
会場は中がざわざわしているのを肌で感じてしまい思わず恥ずかしい気持ちになる私。
(もう!!さっきまでの緊張感返してよ!!)
私がはあっとため息を吐きながらもう一度母さんを見てみると...。
「皆さん御機嫌よう、私が賢聖エルカ...、女神クティルに選ばれた“純血の選択者”です」
先程とはまるで違う声と表情で再び皆の視線を釘つけにしました。
(急に真面目に戻るのやめて!!ついて行けないから!!)
本当に母さんはツッコミ所多すぎてどこからツッコメばいいのかわかりません。
今すぐにツッコミたいのに母さんは今大事な儀式の最中です。
(ツッコミたい!、今すぐツッコミたいよ!)
もどかしい気分にさいなまれつつも気になる単語が出てきたので兄に聞いてみます。
「ねえお兄ちゃん」
「なんだ?」
「純血の選択者って何?」
私の質問に対して兄は丁寧に返してくれました。
「ああ、そっかカリンは知らないのか」
「うん」
「わかった教えてやるよ、純血の選択者ってのは女神クティルから直に寵愛を受けた者の事を指しているんだ」
「他にもそう言う人達がいるの?」
「いや、選択者は母さんだけだ、だが女神クティルから祝福を受けた他の聖人達は”混血の守護者“って呼ばれてる」
「純血と混血?」
「ああ、女神クティルの寵愛を受け体全身の血が女神のそれと変わらない者を純血、クティルの祝福を受けその血を貰い受けた者を混血と呼んでいるな」
頭がパンクしそうです...。
また意味不明な単語がバンバン出てきた為理解するのに時間がかかりそう...。
私の頭がショート寸前になったのを見た兄さんが分かりやすく一言添えてくれました。
「分かちやすく言えば純血=母さん、混血=父さんとレインさんだ」
そう言われると少しわかりやすいような気もしてくる...、ようなこないような...。
そもそも女神クティルって何?。
まだまだこの世界の常識すら知らない事を痛感してしまいます。
私の頭が思考停止寸前になりながらも、封印式は続いていくのでした。
兄さんの声を聞き式典場の中央へと視線を動かします。
数秒後、どこからともなく母さん達3聖人と王様勢が現れました。
母さんがマイクの前に立ち何か話すようです。
緊迫した空気の中第一声が...。
「皆~!!クティル王国祭楽しんでますか~!!」
思わずズコ~っとズッコケてしまう私。
(えっ...なに!?そういうノリの雰囲気じゃなかったよね今!!)
最初は私がおかしいのか?とも思いましたけど、どうやらおかしいのは母さんのようです。
会場は中がざわざわしているのを肌で感じてしまい思わず恥ずかしい気持ちになる私。
(もう!!さっきまでの緊張感返してよ!!)
私がはあっとため息を吐きながらもう一度母さんを見てみると...。
「皆さん御機嫌よう、私が賢聖エルカ...、女神クティルに選ばれた“純血の選択者”です」
先程とはまるで違う声と表情で再び皆の視線を釘つけにしました。
(急に真面目に戻るのやめて!!ついて行けないから!!)
本当に母さんはツッコミ所多すぎてどこからツッコメばいいのかわかりません。
今すぐにツッコミたいのに母さんは今大事な儀式の最中です。
(ツッコミたい!、今すぐツッコミたいよ!)
もどかしい気分にさいなまれつつも気になる単語が出てきたので兄に聞いてみます。
「ねえお兄ちゃん」
「なんだ?」
「純血の選択者って何?」
私の質問に対して兄は丁寧に返してくれました。
「ああ、そっかカリンは知らないのか」
「うん」
「わかった教えてやるよ、純血の選択者ってのは女神クティルから直に寵愛を受けた者の事を指しているんだ」
「他にもそう言う人達がいるの?」
「いや、選択者は母さんだけだ、だが女神クティルから祝福を受けた他の聖人達は”混血の守護者“って呼ばれてる」
「純血と混血?」
「ああ、女神クティルの寵愛を受け体全身の血が女神のそれと変わらない者を純血、クティルの祝福を受けその血を貰い受けた者を混血と呼んでいるな」
頭がパンクしそうです...。
また意味不明な単語がバンバン出てきた為理解するのに時間がかかりそう...。
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「分かちやすく言えば純血=母さん、混血=父さんとレインさんだ」
そう言われると少しわかりやすいような気もしてくる...、ようなこないような...。
そもそも女神クティルって何?。
まだまだこの世界の常識すら知らない事を痛感してしまいます。
私の頭が思考停止寸前になりながらも、封印式は続いていくのでした。
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