201 / 361
王国内を飛ぶ家での遊び方?
しおりを挟む
私とパニラがバルコニーから中に入って行くと、王様とすれ違いました。
どうやら外にいる兵士達に進行方向の間違いを正しに行くのだそうです。
微笑みながらバルコニーに出る王様を見送った私たちは、母さん達のいる部屋へと向かいました。
~大広間~
「はいはい皆さ~ん!、まずは何しましょうか?」
母さんが急になにかを言い始めましたが。
「別に警護が主な仕事なのだから、特に何も起きていない今は何もしなくて良いのではないか?」
と父さんがごもっともな意見を述べたのですが、母さんは「ノンノン」っと指を二回振りました。
「せっかく皆で集まれてるんですから、何か楽しいことしましょうよ!」
ノリノリの母さんを見ていると、いつもの母さんだな~っと嫌でも思ってしまいます。
この明るい感じが賢聖エルカの魅力だとも言えるでしょう。
なんとなく笑ってしまいます。
そうこうしていると、不意にパニラがこう呟きました。
「そうだカリンちゃん!、この人数でさっきの遊びをやりませんか?」
その意見を聞いた瞬間、こう心で叫んでしまいます。
(ええ~!!この人数でいっせの~でやるの!?、絶対グダる奴じゃん!)
あの遊びは少人数でやるから面白いのだと私は説明したのですが...。
「面白そうね!、どうせ私達が集結している時に襲いかかってくる人達なんていないでしょうし、それをやりましょう!」
母さんは賛成とばかりに腕を上げていました。
父さんとプラム先生は少々嫌そうな表情をしていましたが、渋々参戦することにした様です。
総勢7名によるいっせ~の...で!が開催されることになったので、これには私も苦笑いです。
7人もいる為最初は全員でやっていたのですが、流石にダレるとすぐにわかりトーナメント制になりました。
私は最初兄と当たったので普通に面白かったのですが、つまらなそうにしている人が1人いる事に気がつきました。
「皆だけやってずるい!、母さんにも早くやらせて!」
そう...、トーナメント制にした所までは良かったのですが、その結果最初っから決勝に残る人が決まってしまったのです。
たまたまくじでそれを引いたのが母さんだったと言うわけですね。
1番やりたい人がやれないっていう現状よくあるよね?ないかな?、まあどっちでもいいか...。
準決勝に残ったのはプラム先生と父さんでした。
(どっちも強そう...)
正直オーラだけで圧倒されてしまいそうですが、ゲームは待ってくれません。
順番は私、父さん、プラム先生の順番で進む事になりました。
「ふっ...、まさか貴女とこのような感じで相見えることになるとはな、貴女には悪いが手加減はしないつもりだ...」
「こっちこそ...、全力で叩き潰してやるのよ!」
なぜかやる気が出てきているプラム先生は正直可愛いです。
小学2年生くらいの子がキャッキャッしてる姿って良くない?、...って今は私も小学生か。
なんか今日は変なツッコミが多いですが、準決勝が始まると同時に全員が真剣な表情になり、異様な空気で部屋の中が包まれました。
どうやら外にいる兵士達に進行方向の間違いを正しに行くのだそうです。
微笑みながらバルコニーに出る王様を見送った私たちは、母さん達のいる部屋へと向かいました。
~大広間~
「はいはい皆さ~ん!、まずは何しましょうか?」
母さんが急になにかを言い始めましたが。
「別に警護が主な仕事なのだから、特に何も起きていない今は何もしなくて良いのではないか?」
と父さんがごもっともな意見を述べたのですが、母さんは「ノンノン」っと指を二回振りました。
「せっかく皆で集まれてるんですから、何か楽しいことしましょうよ!」
ノリノリの母さんを見ていると、いつもの母さんだな~っと嫌でも思ってしまいます。
この明るい感じが賢聖エルカの魅力だとも言えるでしょう。
なんとなく笑ってしまいます。
そうこうしていると、不意にパニラがこう呟きました。
「そうだカリンちゃん!、この人数でさっきの遊びをやりませんか?」
その意見を聞いた瞬間、こう心で叫んでしまいます。
(ええ~!!この人数でいっせの~でやるの!?、絶対グダる奴じゃん!)
あの遊びは少人数でやるから面白いのだと私は説明したのですが...。
「面白そうね!、どうせ私達が集結している時に襲いかかってくる人達なんていないでしょうし、それをやりましょう!」
母さんは賛成とばかりに腕を上げていました。
父さんとプラム先生は少々嫌そうな表情をしていましたが、渋々参戦することにした様です。
総勢7名によるいっせ~の...で!が開催されることになったので、これには私も苦笑いです。
7人もいる為最初は全員でやっていたのですが、流石にダレるとすぐにわかりトーナメント制になりました。
私は最初兄と当たったので普通に面白かったのですが、つまらなそうにしている人が1人いる事に気がつきました。
「皆だけやってずるい!、母さんにも早くやらせて!」
そう...、トーナメント制にした所までは良かったのですが、その結果最初っから決勝に残る人が決まってしまったのです。
たまたまくじでそれを引いたのが母さんだったと言うわけですね。
1番やりたい人がやれないっていう現状よくあるよね?ないかな?、まあどっちでもいいか...。
準決勝に残ったのはプラム先生と父さんでした。
(どっちも強そう...)
正直オーラだけで圧倒されてしまいそうですが、ゲームは待ってくれません。
順番は私、父さん、プラム先生の順番で進む事になりました。
「ふっ...、まさか貴女とこのような感じで相見えることになるとはな、貴女には悪いが手加減はしないつもりだ...」
「こっちこそ...、全力で叩き潰してやるのよ!」
なぜかやる気が出てきているプラム先生は正直可愛いです。
小学2年生くらいの子がキャッキャッしてる姿って良くない?、...って今は私も小学生か。
なんか今日は変なツッコミが多いですが、準決勝が始まると同時に全員が真剣な表情になり、異様な空気で部屋の中が包まれました。
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説

ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。

精霊に転生した少女は周りに溺愛される
紅葉
恋愛
ある日親の喧嘩に巻き込まれてしまい、刺されて人生を終わらせてしまった少女がいた 。
それを見た神様は新たな人生を与える
親のことで嫌気を指していた少女は人以外で転生させてくれるようにお願いした。神様はそれを了承して精霊に転生させることにした。
果たしてその少女は新たな精霊としての人生の中で幸せをつかめることができるのか‼️
初めて書いてみました。気に入ってくれると嬉しいです!!ぜひ気楽に感想書いてください!

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

私はモブのはず
シュミー
恋愛
私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。
けど
モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。
モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。
私はモブじゃなかったっけ?
R-15は保険です。
ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。
注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

形成級メイクで異世界転生してしまった〜まじか最高!〜
ななこ
ファンタジー
ぱっちり二重、艶やかな唇、薄く色付いた頬、乳白色の肌、細身すぎないプロポーション。
全部努力の賜物だけどほんとの姿じゃない。
神様は勘違いしていたらしい。
形成級ナチュラルメイクのこの顔面が、素の顔だと!!
……ラッキーサイコー!!!
すっぴんが地味系女子だった主人公OL(二十代後半)が、全身形成級の姿が素の姿となった美少女冒険者(16歳)になり異世界を謳歌する話。


このやってられない世界で
みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。
悪役令嬢・キーラになったらしいけど、
そのフラグは初っ端に折れてしまった。
主人公のヒロインをそっちのけの、
よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、
王子様に捕まってしまったキーラは
楽しく生き残ることができるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる