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あれは...
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2日目なので今日は休み。
喫茶店クルージュの店員となった私ですが、今日は休もうと思います。
5日目が1番忙しいと思われるので、私のシフトはそこにしていたのです。
2日目と3日目はそこまで忙しくないと私は思って休みを取ったのでした。
ちゃんと服装をよそ行きの服に着替えてローシュの家に向かいます。
(ローシュのやついるかな?)
別に約束をしている訳ではないのですが、ちょっと驚かしてやろうかと思い、クッキーを焼いてきました。
結構自信作なのできっと喜んでくれるはずです。
昔に彼へプレゼントした時は少し焦がしちゃったけど、今回は問題ありません!。
見た目も甘さも程よい感じなので、とても良い出来です。
鼻歌を歌いながら彼の家へと挨拶をしに向かいました。
「おはようございまーす!!」
私が元気よく挨拶をすると、エルカ様が顔を覗かせてくれました。
「あらメルラちゃん!」
「エルカ様!おはようございます!、これ私が焼いたクッキーです受け取って下さい!」
そういって渡したのはあくまで義理用のクッキーである。
本命はちゃんと自分の手で渡すつもりだ。
「ところで...、ローシュの奴はいますか?」
「ローシュならカリンちゃんと一緒にお祭りを見に行ったわよ、ふふっ...昨日も一緒に見て回ったそうだから本当に仲がいいのよ」
「そうですか...、ありがとうございました」
私はクッキーだけ渡すと家から出て行く。
(う~ん...、暇になっちゃったな~...、これどうしよう...)
メッセージが入った包み紙を見て少し顔を赤くした。
(いやいや!、ちょっとクッキー渡すだけだし!、何も恥ずかしくないし!)
心の中で何やら叫んでいるが意味はない。
勝手に一人で興奮しているだけである。
しばらくすると落ち着き、町の方へと歩いて行くことにした。
~町の広場~
(なんか人が多いわね...、イベントでもあったのかな?)
そう思っていると、急に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「カリン~!!、お兄ちゃんは感動したぞ!!」
(この声って!!)
私は声のした方に駆け出していた。
そこには、好きな人が妹に抱きつきながら号泣している姿が見えたのでびっくりした。
「ローシュ!?、何かあったの!?」
心配して彼の顔を覗き込んでみると、なぜか嬉しそうな表情をしている。
そしてこちらを見て泣きながら呟いてきた。
「メルラァ...、カリンがすごいんだよ!」
突然先ほどこの場で起こっていた事を熱く語り出す彼。
流石に周りの目が恥ずかしくなった私は彼の肩を叩きこう呟く。
「わかったから落ち着きなさい、後で聞いてあげるから...」
必死に語る彼を冷めた目で見ながら、心の中では微笑んでいる私でした。
喫茶店クルージュの店員となった私ですが、今日は休もうと思います。
5日目が1番忙しいと思われるので、私のシフトはそこにしていたのです。
2日目と3日目はそこまで忙しくないと私は思って休みを取ったのでした。
ちゃんと服装をよそ行きの服に着替えてローシュの家に向かいます。
(ローシュのやついるかな?)
別に約束をしている訳ではないのですが、ちょっと驚かしてやろうかと思い、クッキーを焼いてきました。
結構自信作なのできっと喜んでくれるはずです。
昔に彼へプレゼントした時は少し焦がしちゃったけど、今回は問題ありません!。
見た目も甘さも程よい感じなので、とても良い出来です。
鼻歌を歌いながら彼の家へと挨拶をしに向かいました。
「おはようございまーす!!」
私が元気よく挨拶をすると、エルカ様が顔を覗かせてくれました。
「あらメルラちゃん!」
「エルカ様!おはようございます!、これ私が焼いたクッキーです受け取って下さい!」
そういって渡したのはあくまで義理用のクッキーである。
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「ところで...、ローシュの奴はいますか?」
「ローシュならカリンちゃんと一緒にお祭りを見に行ったわよ、ふふっ...昨日も一緒に見て回ったそうだから本当に仲がいいのよ」
「そうですか...、ありがとうございました」
私はクッキーだけ渡すと家から出て行く。
(う~ん...、暇になっちゃったな~...、これどうしよう...)
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(いやいや!、ちょっとクッキー渡すだけだし!、何も恥ずかしくないし!)
心の中で何やら叫んでいるが意味はない。
勝手に一人で興奮しているだけである。
しばらくすると落ち着き、町の方へと歩いて行くことにした。
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そう思っていると、急に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「カリン~!!、お兄ちゃんは感動したぞ!!」
(この声って!!)
私は声のした方に駆け出していた。
そこには、好きな人が妹に抱きつきながら号泣している姿が見えたのでびっくりした。
「ローシュ!?、何かあったの!?」
心配して彼の顔を覗き込んでみると、なぜか嬉しそうな表情をしている。
そしてこちらを見て泣きながら呟いてきた。
「メルラァ...、カリンがすごいんだよ!」
突然先ほどこの場で起こっていた事を熱く語り出す彼。
流石に周りの目が恥ずかしくなった私は彼の肩を叩きこう呟く。
「わかったから落ち着きなさい、後で聞いてあげるから...」
必死に語る彼を冷めた目で見ながら、心の中では微笑んでいる私でした。
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