なぜか異世界に幼女で転生してしまった私は、優秀な親の子供だったのですが!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

文字の大きさ
上 下
134 / 361

そろそろだね...

しおりを挟む
 そろそろクティル王国祭の日にちが近づいてきたので、クラス内がそわそわしてき始めたのを感じる。
 皆が楽しみにしているそのお祭りは、なんと7日に分けて開催されるらしいのだ。
 7日間もの間何をするのかと不思議に思ったのだが、国の行事らしいので皆何か出し物や演技をするそうだ。
 それだけでは無いようで、各地でイベントなども開催されるらしい。
 まあ、私はもう兄さんと見て回ることが決まっているのでほとんど何もする気はないのだが、エルシーさんから歌の役目を承っているので、3日目の夜にギルドホールで歌うつもりである。
 とりあえず、7日間もの間学校を休止にするほど大掛かりな物らしいので、私は楽しみにしています。
 私がニヤケ顔で授業を受けていると、その様子を見たヤヨイちゃんが声をかけてきた。

「カリンちゃんどうしたの?、そんな顔してるってことは、相当王国祭が楽しみなのかな?」

「ええ、私初めてだからどんな感じなのか想像するだけで楽しみなんだ~」

 そう、私にとってはこっちの世界のお祭りは初めてなのだ。
 以前の人生でこういうお祭りごとには全く興味がなかったのですが、魔法のある世界での祭には正直興味があります。
 そんな私を見て彼女は不思議そうな顔をしました。

「初めてって...、あっ!そうか!カリンちゃんその部分の記憶も無くしちゃってるんだね!ごめんなごめん」

「別にいいよ、その方がよりお祭りを楽しめると思うしね」

 私は笑いながら彼女を許します。
 そういえばあの事を言っていなかったので彼女に私が歌を歌う事を伝えました。

「ヤヨイちゃん、もしよかったら3日目の夜にギルドに来てくれないかな?、その日私が歌を歌うんだ~」

 私が急にそんな事を言い出したので話題になった。

「えっ!?カリンちゃんがギルドで歌うの!?」

 とリタがまず反応した後にどんどん拡散していきます。
 正直に不味いと思ったのは、ヤヨイを招待してくれとエルシーさんに頼まれたからであり、他の生徒に見にこられると緊張しないか不安になるからである。
 教室内が盛り上がってくると、プラム先生が入室してきて皆が席に着きました。

「何やら盛り上がっているようですけど..、一旦授業にましょうね」

 相変わらず皆の前では丁寧な口調を心がけている。
 母さんと話しているときは結構はちゃめちゃな言葉を選ぶのに、それ以外の場所ではわきまえているのだろう。
 ああ~...、教室で彼女を招待するのはミスだったかな~...、これだと何人か私の歌を聞きにくる生徒がいてもおかしくないよね...。
 頭を抱えながらも、今は授業に集中することにしました。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ハイエルフの幼女に転生しました。

レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは 神様に転生させてもらって新しい世界で たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく 死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。 ゆっくり書いて行きます。 感想も待っています。 はげみになります。

精霊に転生した少女は周りに溺愛される

紅葉
恋愛
ある日親の喧嘩に巻き込まれてしまい、刺されて人生を終わらせてしまった少女がいた 。 それを見た神様は新たな人生を与える 親のことで嫌気を指していた少女は人以外で転生させてくれるようにお願いした。神様はそれを了承して精霊に転生させることにした。 果たしてその少女は新たな精霊としての人生の中で幸せをつかめることができるのか‼️ 初めて書いてみました。気に入ってくれると嬉しいです!!ぜひ気楽に感想書いてください!

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

私はモブのはず

シュミー
恋愛
 私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。   けど  モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。  モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。  私はモブじゃなかったっけ?  R-15は保険です。  ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。 注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

転生幼女は幸せを得る。

泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!? 今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

形成級メイクで異世界転生してしまった〜まじか最高!〜

ななこ
ファンタジー
ぱっちり二重、艶やかな唇、薄く色付いた頬、乳白色の肌、細身すぎないプロポーション。 全部努力の賜物だけどほんとの姿じゃない。 神様は勘違いしていたらしい。 形成級ナチュラルメイクのこの顔面が、素の顔だと!! ……ラッキーサイコー!!!  すっぴんが地味系女子だった主人公OL(二十代後半)が、全身形成級の姿が素の姿となった美少女冒険者(16歳)になり異世界を謳歌する話。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

このやってられない世界で

みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。 悪役令嬢・キーラになったらしいけど、 そのフラグは初っ端に折れてしまった。 主人公のヒロインをそっちのけの、 よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、 王子様に捕まってしまったキーラは 楽しく生き残ることができるのか。

処理中です...