41 / 361
戦後の親衛隊について
しおりを挟む
「え!?...、この国と悠久の魔女っていうのは敵同士だったんじゃ...」
私なりに話を分析して、出した答えではそうだと思うのだけど、違ったのかな?。
とりあえずフレイ君の話を聞いてみる。
「ああ、確かに悠久の魔女はエルカ様と他の御三方が封印した、だけど魔女にも仲間がいて、それが親衛隊と呼ばれるあいつらだった」
「だったらあの子もその一員ってこと?」
「そう、今でこそ魔女を敬う様な行動をしているわけではないが、どうにもキナ臭い連中だ、あまり関わり逢いにならないほうがいい」
私のことを心配するように見つめてくる彼には正直惹かれる。
今の私には魔女とか親衛隊とかよくわからないけど、きっとこの国の常識的に危ない連中だったということはわかる。
「その証拠と言うわけではないけど、聖鳥であるアアルが威嚇していただろう、あれは闇の存在が近い時にその種族が取る行動なんだ」
そんな行動を取るのか聖鳥っていうのは...、でも確かにさっきは変に興奮していたのを思い出す。
私よりはこの世界に詳しい彼がいうのだから間違いではないのだろう。
「っていうか...、何でそんな危ない人達がこのパーティに参加してるの?」
その質問に対し、数秒の沈黙の後、彼は口を動かした。
「...、エルカ様の御意志だ、もう戦乱は終わったのだから、お互いに仲良くしないと、再び魔女の有無関係無しに戦いが続くと思ったエルカ様は、無条件降伏を親衛隊の連中に言い渡した、奴らはそれを受け入れたので、今の和睦の時代がある」
(その話を聞く限りじゃ、やっぱりカリンの母さんって凄い人じゃん!)
いつも優しい表情を浮かべている彼女が、そんな時代を生き延びた人だとは思いもしなかった。
町の様子を見ていると、今の日本の様なイメージであり、戦いのあったイメージなど出てこない。
まだ小学一年生なので、歴史の勉強が始まっていないからなのかもと思った。
(歴史の勉強始まったら、母さんの名前が出てくるかも...)
楽観的に考えると笑えるが、今はそれよりも、親衛隊という存在が気になってしょうがない。
今は見えなくなったグランにあった黒い影、あれがどうにも気になる...。
「...ちゃん!...カリンちゃん!」
私はパニラの言葉で意識を取り戻した、考え事に夢中になっていたので、反応が遅れたのだ。
「パニラちゃん...何?」
少し嬉しそうな彼女を見ながら、彼女の指差す方を見てみると、そこには茶髪の男の人が、数名の騎士達を引き連れてパーティ会場に現れた所だった。
私なりに話を分析して、出した答えではそうだと思うのだけど、違ったのかな?。
とりあえずフレイ君の話を聞いてみる。
「ああ、確かに悠久の魔女はエルカ様と他の御三方が封印した、だけど魔女にも仲間がいて、それが親衛隊と呼ばれるあいつらだった」
「だったらあの子もその一員ってこと?」
「そう、今でこそ魔女を敬う様な行動をしているわけではないが、どうにもキナ臭い連中だ、あまり関わり逢いにならないほうがいい」
私のことを心配するように見つめてくる彼には正直惹かれる。
今の私には魔女とか親衛隊とかよくわからないけど、きっとこの国の常識的に危ない連中だったということはわかる。
「その証拠と言うわけではないけど、聖鳥であるアアルが威嚇していただろう、あれは闇の存在が近い時にその種族が取る行動なんだ」
そんな行動を取るのか聖鳥っていうのは...、でも確かにさっきは変に興奮していたのを思い出す。
私よりはこの世界に詳しい彼がいうのだから間違いではないのだろう。
「っていうか...、何でそんな危ない人達がこのパーティに参加してるの?」
その質問に対し、数秒の沈黙の後、彼は口を動かした。
「...、エルカ様の御意志だ、もう戦乱は終わったのだから、お互いに仲良くしないと、再び魔女の有無関係無しに戦いが続くと思ったエルカ様は、無条件降伏を親衛隊の連中に言い渡した、奴らはそれを受け入れたので、今の和睦の時代がある」
(その話を聞く限りじゃ、やっぱりカリンの母さんって凄い人じゃん!)
いつも優しい表情を浮かべている彼女が、そんな時代を生き延びた人だとは思いもしなかった。
町の様子を見ていると、今の日本の様なイメージであり、戦いのあったイメージなど出てこない。
まだ小学一年生なので、歴史の勉強が始まっていないからなのかもと思った。
(歴史の勉強始まったら、母さんの名前が出てくるかも...)
楽観的に考えると笑えるが、今はそれよりも、親衛隊という存在が気になってしょうがない。
今は見えなくなったグランにあった黒い影、あれがどうにも気になる...。
「...ちゃん!...カリンちゃん!」
私はパニラの言葉で意識を取り戻した、考え事に夢中になっていたので、反応が遅れたのだ。
「パニラちゃん...何?」
少し嬉しそうな彼女を見ながら、彼女の指差す方を見てみると、そこには茶髪の男の人が、数名の騎士達を引き連れてパーティ会場に現れた所だった。
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説

ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

精霊に転生した少女は周りに溺愛される
紅葉
恋愛
ある日親の喧嘩に巻き込まれてしまい、刺されて人生を終わらせてしまった少女がいた 。
それを見た神様は新たな人生を与える
親のことで嫌気を指していた少女は人以外で転生させてくれるようにお願いした。神様はそれを了承して精霊に転生させることにした。
果たしてその少女は新たな精霊としての人生の中で幸せをつかめることができるのか‼️
初めて書いてみました。気に入ってくれると嬉しいです!!ぜひ気楽に感想書いてください!

私はモブのはず
シュミー
恋愛
私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。
けど
モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。
モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。
私はモブじゃなかったっけ?
R-15は保険です。
ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。
注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

形成級メイクで異世界転生してしまった〜まじか最高!〜
ななこ
ファンタジー
ぱっちり二重、艶やかな唇、薄く色付いた頬、乳白色の肌、細身すぎないプロポーション。
全部努力の賜物だけどほんとの姿じゃない。
神様は勘違いしていたらしい。
形成級ナチュラルメイクのこの顔面が、素の顔だと!!
……ラッキーサイコー!!!
すっぴんが地味系女子だった主人公OL(二十代後半)が、全身形成級の姿が素の姿となった美少女冒険者(16歳)になり異世界を謳歌する話。


私、のんびり暮らしたいんです!
クロウ
ファンタジー
神様の手違いで死んだ少女は、異世界のとある村で転生した。
神様から貰ったスキルで今世はのんびりと過ごすんだ!
しかし番を探しに訪れた第2王子に、番認定をされて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる