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リムジンでGO

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 私がカズ君を校門前に待たせていると...!

「カズ君ごめんなさい! ちょっと遅れちゃった!」

 とお詫びを入れながら彼の前に出て行きました。

「遅れたって言っても1分くらいだぞ? 気にしないっていうか...」

 カズ君はそう言いながらリムジン眺めてこう呟きました。

「...また凄いのできたな」

「前は自家用ヘリできて引かれたから今回はリムジンにしたんだ! あっ! ちゃんと新車だから安心してね! 怖かったら走行距離メーターを見ても良いよ!」

「いや、そこは結美だから大丈夫だろうと思ってるよ」

「ふふっ♡ カズ君ならそう言ってくれると思った。じゃあ行こっか」

 私が彼の為にドアを開けると彼が中に入ってくる。

「うわっ! 広い!」

 とカズ君が驚いていたので私は笑う。

「ふふっ」

 バタンと扉を閉めて車が出発すると後ろから2台の車が走ってきます。

 そう、このリムジンの中に黒服が3人います。

 成香が私の側で外の様子を確認しながら護衛を続けながら、私の指示を待っています。

 そして前の席に2人の黒服がいるのでこのリムジンの中には3人の黒服がいることになりますね。

 他の2人はリムジンの後ろから普通車で追ってくるのです
 万が一何かあってもそちらに乗り替えれば良いし、そちらにも交換用のタイヤやちょっとした食料品なども詰め込んでいるので万全の体制でドライブ時間を楽しむことができます。

 これで抜かりはありません。後はカズ君とのデートを楽しむだけですね。

 私は期待に胸を踊らせながら、カズ君の驚く表情を眺めているのでした♡
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