最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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ちゅんちゅん...。
「...んっ?」
私は朝日の登る日差しの良い中で目が覚めた。
「優樹! 遅刻するわよ!!!」
お母さんの声が聞こえる中、私は急いで身支度を整える。
「今日は学校の日だ!」
私が髪を束ねていつもの髪型を作っていると、ふと鏡に映る自分がいつもと違うような気がした。
「...なんだろう?」
よ~くみてみると、ほんの少しだけ涙を流していたのだ。
「なんで私、泣いているんだろう?」
不思議に思いながらもすぐさま自転車に乗って通学する。
家から少し遠い場所にあるが、自転車で行けない距離ではない。
私が通学すると、空手部の子達から声をかけられる。
「小鳥遊部長! おはようございます!」
「おはよう」
「小鳥遊さん! 今日は私を連れて行ってくださいね!」
「まあ、できたらね」
私は可愛い後輩達に挨拶を返して学校に向かい授業を受ける。
そして放課後...。
私はボードゲーム部へと顔を出した。
私は空手部の主将で部長だが、こちらでも副部長の座についているのだ。
まあ、もっとも部長とはあまり仲良くないんだけどね...。
よく考えると何で私がボードゲーム部になんかいるのだろうか?
...そうだ、思い出した。
私は【覚醒者】という者になってゲートを調査する為にボードゲーム部に入らざる終えなくなったのだ。
(ボードゲーム部に入ったら部費を上げてくれるっていうし、まあしょうがないよね~)
私がボードゲーム部の扉を開くとあの人がいた。
「こんにちは、小鳥遊さん」
「はいはい、愛川さん」
私の目の前に現れたのは美人で有名な愛川さんだ。
それ以外の部員とは仲がいいのだが、この人だけは少し苦手だった。
いや...、苦手というか彼女の瞳がなんか嫌なのである。
何で嫌なのかわからないけど、少し苦手な感じがするのだ。
「じゃあ全員揃った訳だし、今後のゲートの調査に関して話し合いましょうか」
そう言って席に座るのは5人。
私と愛川さんと蜜香ちゃんと佐藤君と石川君。
私たち5人がボードゲーム部の主力部隊である。
でも...何か引っかかる。
この5人を引っ張るリーダーが愛川さんじゃなかった気がするのだ。
(いや...そんな訳ないか。愛川さん以上にリーダーとして適任な人なんか存在するはずないし...。私の思い違いだよね?)
いつもの話し合いが終わると、いつものようにゲート攻略が始まる。
「今日はSSS級のゲート攻略を行うわ。小鳥遊さん足を引っ張らないでね?」
「むぅ...愛川さんはいつもそういうんだから...」
「こうでも言っておかないと不安なの。分かるでしょ?」
私は彼女のこういう所が苦手なのだ。
「ああ...はい」
私は一応頷きながら一緒にゲートを探索するのだった。
「...んっ?」
私は朝日の登る日差しの良い中で目が覚めた。
「優樹! 遅刻するわよ!!!」
お母さんの声が聞こえる中、私は急いで身支度を整える。
「今日は学校の日だ!」
私が髪を束ねていつもの髪型を作っていると、ふと鏡に映る自分がいつもと違うような気がした。
「...なんだろう?」
よ~くみてみると、ほんの少しだけ涙を流していたのだ。
「なんで私、泣いているんだろう?」
不思議に思いながらもすぐさま自転車に乗って通学する。
家から少し遠い場所にあるが、自転車で行けない距離ではない。
私が通学すると、空手部の子達から声をかけられる。
「小鳥遊部長! おはようございます!」
「おはよう」
「小鳥遊さん! 今日は私を連れて行ってくださいね!」
「まあ、できたらね」
私は可愛い後輩達に挨拶を返して学校に向かい授業を受ける。
そして放課後...。
私はボードゲーム部へと顔を出した。
私は空手部の主将で部長だが、こちらでも副部長の座についているのだ。
まあ、もっとも部長とはあまり仲良くないんだけどね...。
よく考えると何で私がボードゲーム部になんかいるのだろうか?
...そうだ、思い出した。
私は【覚醒者】という者になってゲートを調査する為にボードゲーム部に入らざる終えなくなったのだ。
(ボードゲーム部に入ったら部費を上げてくれるっていうし、まあしょうがないよね~)
私がボードゲーム部の扉を開くとあの人がいた。
「こんにちは、小鳥遊さん」
「はいはい、愛川さん」
私の目の前に現れたのは美人で有名な愛川さんだ。
それ以外の部員とは仲がいいのだが、この人だけは少し苦手だった。
いや...、苦手というか彼女の瞳がなんか嫌なのである。
何で嫌なのかわからないけど、少し苦手な感じがするのだ。
「じゃあ全員揃った訳だし、今後のゲートの調査に関して話し合いましょうか」
そう言って席に座るのは5人。
私と愛川さんと蜜香ちゃんと佐藤君と石川君。
私たち5人がボードゲーム部の主力部隊である。
でも...何か引っかかる。
この5人を引っ張るリーダーが愛川さんじゃなかった気がするのだ。
(いや...そんな訳ないか。愛川さん以上にリーダーとして適任な人なんか存在するはずないし...。私の思い違いだよね?)
いつもの話し合いが終わると、いつものようにゲート攻略が始まる。
「今日はSSS級のゲート攻略を行うわ。小鳥遊さん足を引っ張らないでね?」
「むぅ...愛川さんはいつもそういうんだから...」
「こうでも言っておかないと不安なの。分かるでしょ?」
私は彼女のこういう所が苦手なのだ。
「ああ...はい」
私は一応頷きながら一緒にゲートを探索するのだった。
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コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
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