最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

【ラカラのスキル】

　俺の妹である真菜が死んだ時に俺の中に彼女の魂が入ってきて何かの力に目覚めたような気がしたと同時に真菜が前世の仲間であるラカラと言う人物の生まれ変わりだと言うことに今更ながら気がついた。

(ラカラ、お前の技。使わせてもらうぞ)

　俺は深く深呼吸をしながら彼女のぶっ壊れ技を使わせてもらう。

「【影分身＋4200】」

　この技は一撃で倒される術者と同じ力を持った分身体を生み出すチートスキルだ。

　盗賊と言う力の弱い職業が忍者と呼ばれる上級職に昇格することで【分身】という下位互換のスキルが成長して覚えるスキルなのだが、力の成長率が悪い盗賊や忍者がそれを補う為に覚えるスキルを【勇者】という力の補正値が高い俺が使えば史上最強のぶっ壊れチートスキルとなるだろう。

　4201人になった俺はレギンを取り囲んだ。

「...なっ！？」

　明らかに驚いてる奴の四方八方からこの技を使う。

「【時駆ける勇者の一撃＋4200】！！！」

　その時！　【勇者の剣Fファイナル＋4200】が光り輝き、俺たちの前に立ち塞がっていた闇を全て消し去った！

「そんな...。まさか高坂和希に倒されるとは...！」

　レギンはそう叫びながら消え去る！！！

「...高坂がレギンを倒した？　と言うことは！」

「カズ君が調停者になるってこと！？」

『【調停者】を倒した事により【一つの世界の調停者】のEXスキルを習得しました。これにより職業が【調停者】となります』

　俺の職業が【調停者】となった時、俺以外の勇者達は元いた世界へと飛ばされるのだった。