最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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やりとり
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「...きたね」
青い空に浮かぶ白と黒の混じる玉座の様な物に座っている調停者が姿を現した。
「調停者!」
俺たちは調停者を視認した時にそれぞれの武器を抜き放つ!
「蜜香! 戦えるか!?」
「...はいっ!」
ここは先ほどの回廊をの様に精神負荷がない。
まあ、調停者自身も自分にまで影響のある罠を使うことはないのだろうと考えておく。
そうでなければ全部の領域を黒の回廊にすればいいだけだからな。
俺たちが敵意を向けると彼女はせせら笑う。
「...ところで高坂和希君。君は何で私と戦うのかな?」
「決まってるだろ! その体を優樹に返して貰う!」
俺の言葉に彼女は再び笑った。
「あはは! 面白い事を言うね君は...。小鳥遊優樹がそんな事を望んでいると思うのかい?」
「どう言う意味だ?」
「そこの愛川結美や石川修斗が私を消して新たな調停者になろうとしているのはわかるけどさ。君にはそこまでの大義はないだろう?」
「...はっ?」
確かに俺には調停者になるなんて言う大義はない。
しかし...だ。
俺は石川と愛川の方を見る。
「今の話はマジか? 石川」
俺の言葉に彼はこう答える。
「当然だろう? 僕が調停者になって目の前の調停者を葬り去りこのくだらない調停者制度を終わりにしてやろうと思っているのさ」
続いて愛川はこう答える。
「私はただカズ君との恋路に邪魔に奴を全て消すだけだよ♡ そして小鳥遊優樹の顔が欲しいから調停者を消して私が小鳥遊優樹になろうかなって思っただけ♡」
その答えを聞いて俺は呆れる。
(おいおい...石川はともかく愛川は結局自分のことしか考えてないじゃないか...。本当にこんなチームであの調停者に勝てるのか?)
と少し不安になってきたが後悔してももう遅いな。
しかし...、それにしてもこの浜辺は...。
妙に見覚えがあるのだが...どこだっただろうか?
そんな事を考えているとついに調停者との最終決戦が始まるのだった。
青い空に浮かぶ白と黒の混じる玉座の様な物に座っている調停者が姿を現した。
「調停者!」
俺たちは調停者を視認した時にそれぞれの武器を抜き放つ!
「蜜香! 戦えるか!?」
「...はいっ!」
ここは先ほどの回廊をの様に精神負荷がない。
まあ、調停者自身も自分にまで影響のある罠を使うことはないのだろうと考えておく。
そうでなければ全部の領域を黒の回廊にすればいいだけだからな。
俺たちが敵意を向けると彼女はせせら笑う。
「...ところで高坂和希君。君は何で私と戦うのかな?」
「決まってるだろ! その体を優樹に返して貰う!」
俺の言葉に彼女は再び笑った。
「あはは! 面白い事を言うね君は...。小鳥遊優樹がそんな事を望んでいると思うのかい?」
「どう言う意味だ?」
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「...はっ?」
確かに俺には調停者になるなんて言う大義はない。
しかし...だ。
俺は石川と愛川の方を見る。
「今の話はマジか? 石川」
俺の言葉に彼はこう答える。
「当然だろう? 僕が調停者になって目の前の調停者を葬り去りこのくだらない調停者制度を終わりにしてやろうと思っているのさ」
続いて愛川はこう答える。
「私はただカズ君との恋路に邪魔に奴を全て消すだけだよ♡ そして小鳥遊優樹の顔が欲しいから調停者を消して私が小鳥遊優樹になろうかなって思っただけ♡」
その答えを聞いて俺は呆れる。
(おいおい...石川はともかく愛川は結局自分のことしか考えてないじゃないか...。本当にこんなチームであの調停者に勝てるのか?)
と少し不安になってきたが後悔してももう遅いな。
しかし...、それにしてもこの浜辺は...。
妙に見覚えがあるのだが...どこだっただろうか?
そんな事を考えているとついに調停者との最終決戦が始まるのだった。
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