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カズ君成分

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 最近は毎日のように結美の奴が俺を求めてくるので困っている。

「カズ君成分を毎日補給しないとやっていけない!」

 とかなんとか言いながら毎日のように俺と同じベッドで眠っている。

(な~にがカズ君成分だよ。そんな物あるか!)

 と言いたくはあるのだが、やっぱり無いとも言えないのかもしれない。

 俺も結美と一緒に過ごした夜の次の日はすごく快調なのだ。

 それは疑う余地もない。

 彼女と過ごした時間の密度が濃ければ濃いほど次の日の体調にかなり左右されているような気がする。

 それは彼女も同じなのだろう。

 できれば全ての時間を彼女と共有した方がいいのかもしれないが、流石にそんなことができないことくらい理解している。

 言うなればこれは結美成分だろうか? 全く...いつからこうなってしまったのだろうか?

 そんな事を思いながらも、彼女とそう言った部分を共有していると考えるだけで少し嬉しくなってしまうのだった。
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