最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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後書き③
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【調停者】は強欲すぎる愛川結美を見てため息を漏らす。
「...なに? 報酬を受け取った上で私から更にこの顔を奪おうと言うの? あなたの願いである【カズ君と結ばれる】を叶えてあげたのにそれ以上を求めると言うの? それは契約違反だと分かって言ってる?」
その言葉に愛川結美禍々しい醜い笑顔を浮かべる。
「私は【世界の叛逆者】なんだから今更でしょう? それに貴方を放っておくとその内面倒な事になりそうだし...。今のうちに私の手で消してあげた方がいいかなって思ってさ♡」
「...【調停者】である私にその小さな牙を向けると言うのね。分かった。いつでもかかってきなさい」
「ふふっ♡ 自分で【調停者】だなんて名乗ってる割には全能感ないんだよね貴方...。結局勇者の体を依代にしないと現界すらできないみたいだし、何よりこの前のゲート...。あれはあなたの予想を外れていたんでしょう?」
「...」
「【大帝】の世界へと繋がるゲート。あんな物を用意したら全盛期の私たちですら勝てるか怪しい。あれはきっと偶然に生まれてしまったイレギュラーなゲート。だから私達との契約を守りたい貴方は私への干渉を果たして【世界の叛逆者】としての私を目覚めさせた。違う?」
「...やっぱり貴方のような感の良い人物は嫌いだわ」
「あら? 奇遇ね私も貴方の事が嫌いよ。上で踏ん反り返ってるだけの奴らが大嫌い。貴方もそいつらと同じ匂いがするのよね」
「【調停者】である私にどうやって勝つつもりなのか知らないけれど、本気で挑むつもりだと言うのならそれ相応の覚悟はしておきなさい」
「ふふっ♡ カズ君さえ堕ちていれば後は好きにさせて貰えるからね。私の最終目的はあくまでもカズ君との幸せな生活なんだから♡」
「...だったらそれだけを求めていればいいんじゃない?」
「分かってないわね。最愛の夫には最大限の幸福を持って奉仕したいじゃない♡ その中に大嫌いな女の顔があったとしても、それでカズ君が少しでも幸せになるのなら頑張る価値があるの♡」
「...やっぱり貴方狂ってるわ。人類史に残る今まであったどんな人物よりも...ね」
「それを長年生きてきた【調停者】の口から言われるのなら、人間としてむしろ光栄だよね♡」
2人の少女はこの時空の狭間でしばらく話し合った後に背を向け合う。
これから始まる最後の戦いを前にして愛川結美は静かに笑っているのだった。
「...なに? 報酬を受け取った上で私から更にこの顔を奪おうと言うの? あなたの願いである【カズ君と結ばれる】を叶えてあげたのにそれ以上を求めると言うの? それは契約違反だと分かって言ってる?」
その言葉に愛川結美禍々しい醜い笑顔を浮かべる。
「私は【世界の叛逆者】なんだから今更でしょう? それに貴方を放っておくとその内面倒な事になりそうだし...。今のうちに私の手で消してあげた方がいいかなって思ってさ♡」
「...【調停者】である私にその小さな牙を向けると言うのね。分かった。いつでもかかってきなさい」
「ふふっ♡ 自分で【調停者】だなんて名乗ってる割には全能感ないんだよね貴方...。結局勇者の体を依代にしないと現界すらできないみたいだし、何よりこの前のゲート...。あれはあなたの予想を外れていたんでしょう?」
「...」
「【大帝】の世界へと繋がるゲート。あんな物を用意したら全盛期の私たちですら勝てるか怪しい。あれはきっと偶然に生まれてしまったイレギュラーなゲート。だから私達との契約を守りたい貴方は私への干渉を果たして【世界の叛逆者】としての私を目覚めさせた。違う?」
「...やっぱり貴方のような感の良い人物は嫌いだわ」
「あら? 奇遇ね私も貴方の事が嫌いよ。上で踏ん反り返ってるだけの奴らが大嫌い。貴方もそいつらと同じ匂いがするのよね」
「【調停者】である私にどうやって勝つつもりなのか知らないけれど、本気で挑むつもりだと言うのならそれ相応の覚悟はしておきなさい」
「ふふっ♡ カズ君さえ堕ちていれば後は好きにさせて貰えるからね。私の最終目的はあくまでもカズ君との幸せな生活なんだから♡」
「...だったらそれだけを求めていればいいんじゃない?」
「分かってないわね。最愛の夫には最大限の幸福を持って奉仕したいじゃない♡ その中に大嫌いな女の顔があったとしても、それでカズ君が少しでも幸せになるのなら頑張る価値があるの♡」
「...やっぱり貴方狂ってるわ。人類史に残る今まであったどんな人物よりも...ね」
「それを長年生きてきた【調停者】の口から言われるのなら、人間としてむしろ光栄だよね♡」
2人の少女はこの時空の狭間でしばらく話し合った後に背を向け合う。
これから始まる最後の戦いを前にして愛川結美は静かに笑っているのだった。
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