最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

避難所

『和希！？　今どこにいるの！？』

　と母さんから連絡が入った。

「俺は病院にいるが、母さんはどこにいるんだ？」

　俺の言葉に母さんは答えてくれる。

『母さんと真菜は今和希の育った中学校にいるわ！』

(俺の育った中学校って...、非常時の今は避難所指定にされているのか)

　まあ学校って避難所に指定されやすいしな...。

「分かった。そっちは真菜がいるし大丈夫だと思うが一応何名かそちらに送っておく」

『和希、ありがとう』

「ああ、こっちは問題ないから母さん達も身を隠して置いてくれよ」

　俺はそれだけ呟くと電話を切った。

(母さんは真菜とグレインがいるし大丈夫だろう。それに念のため為に今からドレイク騎士団を呼ぶかな)

　と言うわけでで久々にドレイク騎士団の連中を呼び寄せるとおかしな点に気がついた。

(...んっ？　全員のEXスキルに【復讐を遂げし騎士団】とか言うのが付いているな。まあ何の効果があるのかわからないし放っておくか)

「お前ら、今から母さんの場所に向かって防衛戦に徹しろ」

「「「「「はっ」」」」」

　重騎兵と超重装兵、そして神官兵を5体程残してドレイク騎士団の全てを母さんの元へと出撃させる。

　俺には【深淵騎士団】もいるし固有名を持つアピスなどの強力な魔物もいるし出払って貰って問題ないだろう。