最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

ドレイク城強襲

　カンカンカン！！！

「敵襲！！！！」

　再びあの鐘が鳴り響き、敵襲の声を上げる衛兵達。

「和希様！　ドレイク城に敵襲です！」

「相手は？」

「それが...、この前帰らせたゼタニア王国の三旗を掲げています！」

　その声を聞いた俺は「そうか」とだけ答える。

「和希様。今回のゼタニア軍の侵攻に対して我々はどうでましょうか？」

「ああ。ドレイク騎士団でかかれ。お前らならいくらやられても俺の魔力を媒体に復活できるからな。相手の出方をまずは探る」

「はっ！」

　と言うわけでゼタニア王国との開戦が今から始まる。

　俺はフワンに乗って上空から戦場全てを見渡す。

「フワン、敵は何人いる？」

「和希様。恐らく1万程度かと...」

「ふむ、確か以前は5000程度だったよな？」

「はい」

「ならば問題ないか」

　俺はそう呟くとすぐに自陣に戻り作戦を伝える。

「今回の戦地は森だ。障害物が多いが経験の多いお前達なら問題ないだろ？」

　と俺がドレイク騎士団に呟くと全員が雄叫びを上げた。

「我が軍は優秀だ。存分に力を発揮せよ」

　俺の一声で全員に支援効果が乗る。

「さあ...戦闘の始まりだ」

　俺がそう呟くとドレイク騎士達は影となり潜伏を開始するのだった。