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串カツ

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 俺は店に入ると早速串カツを頼む。

「おっちゃん! 串カツ2つ!」

「はいよ! おっ! 嬢ちゃん可愛いね! もう一本オマケだ!」

「ありがとう! おっちゃん!」

 なぜか普通に初対面の人とこんな風に話せてしまう結美のコミュ力には脱帽である。

「はいよっ! 串カツ3つ! おあがりよ!」

「ありがとうございます! ささっ! カズ君! 食べよっ!」

「あ...ああ」

「あっ! 2度付け禁止だからね!」

 そう言われながらも串カツを食べる俺。

「おっ...これはなかなか...」

 口に含むとサクッと言う音が楽しく思える中にカツ特有の旨味が染み出してくる。

 ジュワッと肉の旨さが秘伝のタレによって増幅されて凄く美味い。

「うん...美味い!」

「だろっ!? うちの串カツは絶品さ!」

 と大阪の人特有の陽気さもこの店の繁盛っぷりの要因の一つだろう。

 と言うかカツ一本だけじゃ流石に腹一杯にはならないな。

 それをみこしてか結美のやつが俺の口に串カツを手に持ってくる。

「はいカズ君♡ あ~ん♡」

 ...。

 恥ずかしいがたまには付き合ってやるか。

 俺は口を開けて彼女のやりたいようにさせるのだった。
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