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警備隊

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「...もしかしてシュナ君?」

「...やっぱり! アルカさんですよね!?」

 とシュナがアイカに向かって走って行く。

 と言うかいつから俺の使い魔達は命令を無視して出てくるようになったのだろうか? まあ思い返せばミルティに続いてまだ2人目なんだがな...。

「なんだ? アイカはシュナの知り合いなのか?」

「アイカ...? ああ! 【バトルドール】の名前がアイカなんですね!? あの人はアルカ。僕の警護部隊だった1人です」

(俺がつけた名前と実名が殆ど同じ名前なのか...)

「と言うか警護部隊って...。もしかしてシュナって結構良いところの坊ちゃんなのか?」

 と俺が呟くと「まあ、そこそこには」と答えるシュナ。

「シュナ君は私の仕えるお方のご氏族です。まさかこちらの世界で出会えるとは思っていませんでした...」

 と感動の再会を2人がしている時だった。

「馬鹿め! 戦闘の最中によそ見をするとはな!」

 ラグトのリーダーが俺たちに向かって氷の魔法を放ってきたのだ!

 その氷の魔法は結美が簡単に溶かしたんだがな...。

「馬鹿な!? レベル50を超える俺の【オメガ・アイス】をこんなあっさりと...!」

(まあレベル50ならこんなもんだよな...)

 俺はハハッと笑うと結美があっさりとトドメを刺すのだった。
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