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ラグトの精鋭部隊

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 俺たちが奥に進んで行くと、ようやくラグトの部隊が現れた。

「我らラグトのアジトだと知っての侵入だと伺うが間違いはないな?」

 と言う言葉に対して俺はこう返す。

「ああ、問題ない。さっさと始めようぜ」

「ところでそちらのチーム名は何と言う? 一応チーム名くらい知っておいた方がお前らが死んだ後にその首をそこに送ってやるくらいのことはしてやるぞ」

 流石は裏のグループだ。

 言うことが違う。

「...俺たちは『ボードゲーマーズ』だ」

 その単語を聞いた瞬間に奴らは慌て出した。

「『ボードゲーマーズ』だと!? 日本最強のチームじゃないか!」

「狼狽えるな! 奴らがまだ本物の『ボードゲーマーズ』だと言う確証はない!」

「た...確かに。それに仮に本物の『ボードゲーマーズ』だったとしても下っ端の可能性もあるしな...」

 希望的楽観視をするのは構わないが、今お前達の目の前にいるのはその『ボードゲーマーズ』のリーダーと実質サブリーダーだぞ? とか言ってみたいなこの状況だと。

 まあ余計なことは言わなくてもいいんだが、奴らがどんな反応をするのか試してみたい気もする。

「まあいい、どのみちお前らはここで力尽きるのだ。『翼装神意ラグド』の精鋭部隊【天の羽】がお相手しよう!」

 そう言いながら早速前衛部隊が俺たちの前で陣形を取るのだった。
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