最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

EX【破壊の超越者】⑪

「【オメガ・バースト】」

　俺は全身に激しい炎を纏い能力を格段に向上させる。

「ふ～ん...さっきよりパワーアップしてるみたいだけどさぁ。それで本当に私を倒せると思っているのかな？」

　そう言われたが流石に超パワーアップを果たした今の俺ならば彼女を相手にしてもそこそこ戦えるだろう。

「御託はいい、さっさとかかってこい」

「そう言うことなら遠慮なく...」

　凄まじい彼女のスピードにも俺は着いていけている。

「ふ～ん...、そのおっきな剣を使って私のスピードについてくるなんてやるじゃん。流石にぃを倒した人だね」

「...」

　俺はまた無言で彼女の攻撃を弾いた。

「ねぇねぇ、さっきから守ってばかりだよ？　攻撃してこないとさぁ！」

　などと言いたい放題言いながら俺を攻撃してくる彼女。

　それを全て危なげなく俺は跳ね返す。

　能力がとても向上しているからか、さっきよりも大分余裕がある。

　やはりラセルとミルティ、そして俺の攻撃力と魔力を合わせればかなりのパワーUPが見込めるのだ。

　しかし、それだけの力を合わせて少し余裕がある程度に落ち着いているのが彼女の実力を物語らせているだろう。

　それはレベル60台の奴等3人の力を合わせてなんとか戦える程度の実力というわけであり、現時点では恐らく単独での世界最強だろう。

　これだけの力がありながら表世界に出てこなかったのには理由があるのだろうか？　そう思いながら俺は彼女の攻撃に的確な回答を叩き出すのだった。