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EX【破壊の超越者】⑦

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 一香が俺に向かってきたので早速剣を受けてみる。

 俺は炎剣を構えて受け止めてみたのだが...!

(なっ!? なんて剣圧だ!? こんなの受け止められないぞ!?)

 簡単に体勢を崩されてしまい腹の辺りに斬撃を受けてしまう。

「ぐっ!!!」

 苦悶の表情を浮かべる俺を見て彼女は笑う。

「あはは。赤い血が流れてるよお兄ちゃん。そのまましんじゃおっか!」

 彼女の青い瞳が紅く変色し、体内魔力の暴走を敏感に察知する俺。

「何をする気だ!?」

「ここら一帯ごとお兄ちゃん達を吹っ飛ばす!」

 彼女から感じられる魔力量的に東京タワー辺りまで吹っ飛ぶだろうと予測できる。

「おいおいおい! 嘘だろお前!!!」

「嘘じゃないよ。皆吹っ飛んじゃえ!」

 彼女は両腕に魔力を溜め込んで一気に放出しようとしていたので、俺達が接近して魔法の詠唱を中断させるしかない。

 それが例え罠だと分かっていても...だ。

「ラセル! 蜜香! 真菜! 行くぞ!」

 俺の言葉と同時に4人全員が一斉に攻撃を仕掛けるのだった。
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