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愛川結美VS二階堂銀二②

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「それにしても、下級の魔法でこれだけの威力を出せる愛川さんは素晴らしい素質をお持ちだ」

「それはどうも」

「火力もコントロールも持続力もかなりの物ですよ。これだけ素晴らしい魔法使いは貴方以外に知りません」

「...そっちからは反撃してこないのかしら?」

「僕が愛川さんに? はっはっはっ! 手を出すわけないでしょう! 愛する人に手をだす夫はいませんよ」

 その言葉を聞いた瞬間に彼へと対する嫌悪感がMAXになった。

(本当にこいつ嫌っ! 勝手に愛する人とか言わないでよ!)

 目の前の男に好かれていると言う事実が私の中にある反抗心を燃え上がらせた!

「消えろっ!」

 目の前からかき消すつもりで何発も魔法を放つが、理性があるせいで威力をセーブしてしまう。

「はっはっはっ! 全く子猫ちゃんの猫パンチは痛いなぁ」

 何発魔法を放っても彼は満面の笑みで受け止めてくるのが気持ち悪い。

(なにこいつ! 魔法を真正面から受け止めてなにを喜んでいるの!?)

 ダメージを受けて喜んでいる変態に向けて私はついに少し上位の魔法も放ち出した。

「【レイジスト・ファイア】!!!」

 先ほどよりも膨れ上がった炎熱に彼は苦悶の表情と愉悦の笑みを浮かべている。

「気持ち悪い!」

 私が思わずそう叫ぶと彼はにっこりと笑う。

「愛川さんの攻撃を受けるのはご褒美だからね。もっと撃ってくれて良いんだよ?」

 この言葉に私は背筋が寒くなるのだった。
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