最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

嫌な視線

　嫌な視線が俺に注がれる。

「カズ君！　はっきりこの女狐に言ってあげて！　カズ君の彼女は世界を探しても私しか居ないって！」

「高坂先輩！　何か愛川先輩に弱みを握られているんでしたら言ってください！　この人と高坂先輩って正直合って無いと思います！」

「はっ？」

「はい？」

　俺に視線を注いだ後は対立するかのようの互いを睨み合う2人。

「私がカズ君の弱みを握っている？　冗談も大概にしなさい！　そんなの握ってたら既に◯◯◯してるわよ！」

「ま～た下品な言葉を使って！　愛川先輩は顔も体も美しいのに言葉使いの方はそうでもないんですね！」

「なっ！　そっちこそ！　ちょっと顔が可愛いからって調子に乗らないことね！　その年で子供っぽいクマさんパンツ履いてるって知ってるんだから！」

「ななっ！　そっちこそ！　無駄に大人っぽい下着吐かないでくださいよ！　着替えの時女子全員に凄い下着履いてるって噂になってるんですからね！」

　お互いにお互いの事を好き放題に言い合う口喧嘩に俺は巻き込まれている。

(あ～...なんで女の子ってこう言う事になると面倒な事になるんだろうか...)

　まあ、小日向がなんでこんなムキになるのかは知らないが、放っておこう。

　そう思った矢先だった。

「もう我慢ならないわ！　生意気な女狐にはきついお仕置きが必要なようね！」

　と急に結美が宣戦布告し出したのは。