最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

クラス分け

　～2月～

　ついに学校が再開されクラス分けが行われる。

　その結果、俺は結美と蜜香と一緒なクラスになれた。

「あっ、カズ君がいる♡」

「高坂さん、愛川さん、よろしくお願いします」

　2人共俺の隣の席なので男の視線が痛い。

「なんだあいつ...、地味なくせに可愛い子2人も連れやがってよ」

「うざいな、後で締めとこうぜ」

　なんて言われてしまう。

　それと一緒にこんな噂も立っていた。

「ねぇねぇ知ってる！？　『ボードゲーマスターズ』って言う高校生パーティの話！」

「あっ！　知ってる！　高校生のパーティなのにめっちゃ強いんだよね！？」

「そうそう、実はその『ボードゲーマスターズ』の団員と団長ってこの【中央高等学校】の生徒なんじゃないかって噂があるんだ」

「そうなんだ！？　でも確かに【4天龍】討伐にも大きく貢献したらしいしね。あの災害を止められる人物って事はきっと格好いいんだろうな～」

「イケメンだといいよね！」

　女子勢がキャッキャとはしゃいでいるのを見た結美が俺に小さく呟いた。

「本当にイケメンなのにね...。カズ君は♡」

　クスッと笑いながら彼女は俺の名前を呼ぶのだった。