最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

馬鹿っ！！

「馬鹿っ！！　お守りに200万も使わないの！！！　それにそのお金どうしたの！？」

　大金をバンバン使う俺を見て母さんがついに怒り出した！！！

　まあ、高校生の息子が200万円をお守り２つに使おうとしたらそりゃ怒るよな...。

「いや...でも効果が...」

「効果とかどうでもいいでしょ！？　そんなお金あるなら学費に使いなさい！！！」

　...一般人からすれば至極真っ当な意見である。

　こんな怪しげなお守りが一個100万するなんて誰も思わないだろう。

　だが、俺たちは【覚醒者】は違うのだ。

　どんなにボロくて古い物だろうと付属効果が優秀であれば値打ちが付く。

　仮にここにボロい布切れがあったとしよう。

　それがボロボロの見た目に反して回避性能アップの効果や防御力200とかあれば普通に値打ちがついてしまうのだ。

　軽くて付属効果が優秀なのであれば、最悪ポケットにでも突っ込んで効果の傘増しもできるしな。

　と言うかそんなのがあったら1000万払っても欲しいわ。

　もう完全に桁がおかしいのだが、そなってしまうくらいに【覚醒者】は装備品にこだわる。

　伊藤の奴が以前持っていた鏡の盾なんて500万くらいするからなあれ。

　俺はどうにか母さんの許しを得る為に交渉してみるのだった。