最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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なんだこれ...!
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「はぁ...はぁ...はぁ...」
息を切らしながら逃げる少年。
それが今の俺だ。
俺こと高坂和希はゴブリンらしき生命体に追われている。
緑の肉体を曝け出しながら俺を追ってくるその様はまさしくゴブリンなのだが、そう言い切れないのには理由がある。
そう、俺は日本に住む普通の15歳の男子高校生で本物のゴブリンなど見たことがないからだ。
そんな俺がなぜゴブリンに追われているのかと言うと、それは3時間ほど前に遡る。
~3時間前~
春がもう少しで終わりを告げようとしている頃、俺はいつものように高校で授業を受けていた。
机に向かってノートをとっていると、突然不思議な光が辺りを包み込んだのだ。
そして気がつくとクラス全員が洞窟の内部のような場所に立っていたのだ。
「なんだここ!?」
「どこだよ!?」
「スマホが繋がらない!?」
などと皆がパニックになる中、俺の視線の端っこに『メニュー』と言う表示がされる。
「メニュー...?」
俺がどう呟くとゲーム画面の『メニュー』に似たような表示がされた。
『メニュー』内部の情報は『アイテム』『装備』『ステータス』『魔法』『スキル』と言う項目だった。
「ステータス...?」
そう俺が呟くといきなりウィンドウが開いて俺のステータスを表した。
高坂和希【弱体術師】レベル1
HP ・21
MP・53
力・1
守り・6
素早さ・23
知力・15
器用さ・5
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・146
耐性『精神系無効』
「【弱体術師】...? これが俺の職業的な奴なのか?」
明らかにゲームで見たことのある表示形式だが、力1というのは頼りないなと思う。
しかも『魔法』の欄には何もない。
と言うことは俺は魔法が使えないと言うことだろうか?
...。
俺はなぜこんなにも普通に順応しているのだろう?
そう思っていると女生徒の悲鳴が上がるのだった。
「きゃあああ!!!!」
(なんだ!?)
俺がその方向を見てみると、謎のモンスターっぽい奴らに襲われてる生徒がいる。
そしてそんなモンスターをあっという間に倒してしまった生徒達がいた。
「なんだ? こんなもんか? こりゃ楽勝だな」
「おっと、レベルがあがって新たなスキルポイントってのが手に入ったな。これを振り分けると新しいスキルや魔法を覚えるみたいだな。まるでゲームだ」
そう、それはクラスの中でも捻くれた連中である伊藤と高橋と言う存在なのだった。
息を切らしながら逃げる少年。
それが今の俺だ。
俺こと高坂和希はゴブリンらしき生命体に追われている。
緑の肉体を曝け出しながら俺を追ってくるその様はまさしくゴブリンなのだが、そう言い切れないのには理由がある。
そう、俺は日本に住む普通の15歳の男子高校生で本物のゴブリンなど見たことがないからだ。
そんな俺がなぜゴブリンに追われているのかと言うと、それは3時間ほど前に遡る。
~3時間前~
春がもう少しで終わりを告げようとしている頃、俺はいつものように高校で授業を受けていた。
机に向かってノートをとっていると、突然不思議な光が辺りを包み込んだのだ。
そして気がつくとクラス全員が洞窟の内部のような場所に立っていたのだ。
「なんだここ!?」
「どこだよ!?」
「スマホが繋がらない!?」
などと皆がパニックになる中、俺の視線の端っこに『メニュー』と言う表示がされる。
「メニュー...?」
俺がどう呟くとゲーム画面の『メニュー』に似たような表示がされた。
『メニュー』内部の情報は『アイテム』『装備』『ステータス』『魔法』『スキル』と言う項目だった。
「ステータス...?」
そう俺が呟くといきなりウィンドウが開いて俺のステータスを表した。
高坂和希【弱体術師】レベル1
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力・1
守り・6
素早さ・23
知力・15
器用さ・5
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・146
耐性『精神系無効』
「【弱体術師】...? これが俺の職業的な奴なのか?」
明らかにゲームで見たことのある表示形式だが、力1というのは頼りないなと思う。
しかも『魔法』の欄には何もない。
と言うことは俺は魔法が使えないと言うことだろうか?
...。
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「きゃあああ!!!!」
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そしてそんなモンスターをあっという間に倒してしまった生徒達がいた。
「なんだ? こんなもんか? こりゃ楽勝だな」
「おっと、レベルがあがって新たなスキルポイントってのが手に入ったな。これを振り分けると新しいスキルや魔法を覚えるみたいだな。まるでゲームだ」
そう、それはクラスの中でも捻くれた連中である伊藤と高橋と言う存在なのだった。
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