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フラス?

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「うっ...」

「目が覚めたか?」

 俺の言葉に驚くアルメア。

「なっ!? なぜお前がここにいる!?」

「覚えてないのか? お前達はまた負けたんだよ」

 俺の言葉に彼女は少しずつ現場を理解し始めた。

「そうか...私は負けたんだな...。 それで? この貼り付け台に私を縛り付けて何がしたいんだ?」

 そう、俺は今アルメアを砦の中央にあった貼り付け台に縛っているのだ。

 Xの字で拘束されている彼女の体を舐めるように見つめながら太ももに触れる♡

 程よく柔らかく筋肉の質感も良い♡

 良質な肉体の感触に俺はニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべる。

「...なにその顔」

「いや別に...」

 しばらく他愛もない話をした後に本題に入る。

「所で...だ。 アルメア、お前の知っている情報が知りたい。 大人しく話すのなら解放してやろう。 口を割らないと言うのであれば...」

 俺が言い切る前に彼女は言い放った。

「口は割らない。 仲間を売るわけにはいかないからな。 殺すなら殺せ」

 と勇ましい言葉を吐く彼女に面白い物を見せつける。

「こっちに来い、

「はい♡ アリカ様♡」

 俺が呼んでおいたのは調教を終えて従順になった【8天勇者】の1人であるフラスだ。

 今の彼女は【キャラカスタム】によって人間から亜人種の猫人族に変更し、その上で首輪をかけて下着姿と言う衣装で俺の側に近寄らせる。

 俺の性癖を詰め込んだ白髪ロリ猫人族に首輪付けと言う最高のシチュエーションに興奮しつつもアルメアの様子を伺う。

 かつての仲間が際どい衣装を着込みながら魔物と化した姿で現れた事に絶句するアルメア。

「まさか...本当にフラスなのか?」

 その言葉に当の本人が答える。

「本当にフラスだよ♡ アルメア♡ 私はアリカ様によって本当の自分を知ったの♡ アリカ様の玩具として生かされ奴隷としてその一生を使う♡ それこそが私の生まれた意味♡」

 そう言いながら俺の唇に幼い舌を入れてキスをしてくるフラス♡

 ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡

 アルメアに見せつけるようにキスシーンを拝ませてやると、いきなり叫びだした。

「貴様!!! フラスに何をした!?」

「何をって...、本来の自分の気持ちを出せるように調教しただけだぞ?」

 俺の言葉に彼女はこめかみを激しく動かしながら睨んできた。

「あのフラスがそんな下品な服装で魔物を相手に媚びを売るわけがない! 相当酷い目に合わせたのだろう!? 絶対に許さないからな!!!」

 言葉だけは一丁前だが、拘束されているので何も怖くない。

「なんか怒ってるけどフラスよ、お前は奴の弱点を知っているんだってな」

 その言葉にフラスは答える。

「うん♡ アルメアちゃんはね♡ 腋の下をくすぐられると凄く笑顔になっちゃうんだ♡ もうすっごく敏感だからいじめたくなっちゃうんだよね~♡」

 そう言いながらアルメアの剥き出しの脇に視線を移すフラス。

「ふ...フラス?」

「アルメアちゃんの腋♡ とっても美味しそう♡ いただきま~す♡」

 そう言いながら俺の命令もなしにおっ始める2人の【8天勇者】達なのでした♡
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