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【8天勇者】アルメア
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アルメアは素早い動きでクラウニーを翻弄する。
「くっ! 素早いですね!」
「遅い!」
大剣を扱うクラウニーでは彼女の素早さについていけないようだ。
頑張ってはいるのだが、アルメアの体には擦りもしない。
「当たらない!」
「その程度か?」
思いっきり蹴りを喰らったクラウニーは地面を滑るように転倒させられた。
「ぐ...!」
「相手が悪かったな、私は【8天勇者】アルメア。 そこいらの雑魚とは訳が違う」
彼女の言う通りそこらの雑魚とは訳が違うようだ。
俺の配下となったドルファスバスが2体とも倒れている所を見る限り、ドルファスバス達をやったのも彼女だろう。
クラウニーでは分が悪いと感じた俺は彼女に撤退を命じる。
「クラウニー下がれ!」
「...このままでは下がれません!」
そうだ! こいつはこう言う奴だった!
「なら...」
そこまで言いかけた時にアルメアの背後から刀が振り下ろされた。
「何奴!?」
「惜しかった...」
そう、ケロ次郎が不意打ちとばかりに背後から襲い掛かったのだ!
「ケロ次郎!」
「アリカ様! 言われた通り逃げていく者達は全て暗殺しました!」
砦の向こう側を見てみると確かに外には兵隊達の死体で溢れ返っていた。
「よしっ! これで残る相手は目の前のアルメアだけだな!」
後は囲んでボコせば良い。
そう思っていた時期が俺にもありました。
「全員たられたのか。 不甲斐ない奴らだ」
全く気にしていない様子の彼女はこう言いました。
「あいつらがやられても問題は無い。 最後に私がお前達を全滅させればこちらの勝利に違いはないのだから!」
そう言いながら彼女はケロ次郎に殴りかかる!
「おっと!」
しかし、ケロ次郎にその攻撃は当たらなかった。
「なっ!? 躱しただと!?」
驚く彼女にケロ次郎はこう呟くのでした。
「お姉さん遅くない?」
「くっ! 素早いですね!」
「遅い!」
大剣を扱うクラウニーでは彼女の素早さについていけないようだ。
頑張ってはいるのだが、アルメアの体には擦りもしない。
「当たらない!」
「その程度か?」
思いっきり蹴りを喰らったクラウニーは地面を滑るように転倒させられた。
「ぐ...!」
「相手が悪かったな、私は【8天勇者】アルメア。 そこいらの雑魚とは訳が違う」
彼女の言う通りそこらの雑魚とは訳が違うようだ。
俺の配下となったドルファスバスが2体とも倒れている所を見る限り、ドルファスバス達をやったのも彼女だろう。
クラウニーでは分が悪いと感じた俺は彼女に撤退を命じる。
「クラウニー下がれ!」
「...このままでは下がれません!」
そうだ! こいつはこう言う奴だった!
「なら...」
そこまで言いかけた時にアルメアの背後から刀が振り下ろされた。
「何奴!?」
「惜しかった...」
そう、ケロ次郎が不意打ちとばかりに背後から襲い掛かったのだ!
「ケロ次郎!」
「アリカ様! 言われた通り逃げていく者達は全て暗殺しました!」
砦の向こう側を見てみると確かに外には兵隊達の死体で溢れ返っていた。
「よしっ! これで残る相手は目の前のアルメアだけだな!」
後は囲んでボコせば良い。
そう思っていた時期が俺にもありました。
「全員たられたのか。 不甲斐ない奴らだ」
全く気にしていない様子の彼女はこう言いました。
「あいつらがやられても問題は無い。 最後に私がお前達を全滅させればこちらの勝利に違いはないのだから!」
そう言いながら彼女はケロ次郎に殴りかかる!
「おっと!」
しかし、ケロ次郎にその攻撃は当たらなかった。
「なっ!? 躱しただと!?」
驚く彼女にケロ次郎はこう呟くのでした。
「お姉さん遅くない?」
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