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砂漠の朝
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「...暑い」
目覚めた俺に襲いかかってくる猛暑に汗を流しながら起き上がる俺。
「んっ? ふぁ~あ...、おはようね~ね」
寝る時はツインテールをおろすようで、長い髪をベッドにべったりつけながら起き上がる妹は可愛い♡
しかし、顔を洗った後にすぐさまツインテールを結び直していつもの姿となる。
「よしっ! 準備オッケー!」
両手をグッと握りながら台から飛び降りる妹の姿はとても愛らしい♡
まあ、俺も台を使わないとギリギリ鏡に映らないから使うんだけどね...。
簡易的な朝食を終えると再びクラウニーと作戦会議だ。
あれからしばらくの間アイシア城に滞在しながら準備を整えたおかげでそれなりに軍備は整ってきているし、最悪【守護天使】達と遭遇して敗北したとしても【冥帝】の墓所まで後退することもできるようになった。
一度でも負ければ終わりから負けても後退ができるようになった事の違いはあまりにも大きい。
次に挑むであろう砦はそこまで規模の大きい物ではないらしく、在中の兵士も100人足らずというこで1000くらいの兵士を連れて歩けば戦う事なく突破できるかもしれない。
流石に10倍の戦力差を見せつけながら歩いてくる魔物の大群を見て砦を放棄しない馬鹿はいないだろう。
一応フラスの言っていた事が本当かどうかアイシア在中の元人間である【アリカ☆】になった者達と情報を照らし合わせながら吟味した結果なので、恐らくフラスの言っていた事は本当だろう。
「以上の事から今週中にアイシアの砦を突破したい。 1000人くらいの兵士を連れてここを突破すれば豊かな大地にたどり着けるんだろう?」
「はいっ、僕が連れてこられた元の場所はそちらの国境領土ですから補償します」
いきなりケロ次郎が話に入ってきたが、話の信憑性が上がるのであれば問題ない。
「ケロ次郎もこう言っているし、作戦は明後日に決行し進軍速度的に3日後には砦攻略に乗り出そうと思うが異論はないな?」
「リウは良いよ!」
「素晴らしい判断ですアリカ様!」
「うむ! では今日から兵士達に準備を急がせよ!」
俺の言葉にクラウニーとケロ次郎が動き始める。
「リウは何をすれば良いの?」
と妹が言ってきたので「リウは基本的に俺の護衛だよ」と伝えておく。
「分かった! 今まではリウも守られていたけど今度はリウがね~ねを守る番なんだね! ちょっと嬉しいな」
えへへと喜ぶ妹を見て俺は多少複雑な気持ちになる。
確かに妹は強い。
けれどまだ9歳くらいの妹に戦いを経験させて良い物だとは全く思わないのだ。
今までは他にも強力な【アリカ☆】がいたのでリウも守られる側だったのだが、【キャラメイキング】ができない以上彼女にも戦ってもらわなくてはならない。
俺は妹の頭を撫でながらも(ごめんな)と心の中で呟くのでした。
目覚めた俺に襲いかかってくる猛暑に汗を流しながら起き上がる俺。
「んっ? ふぁ~あ...、おはようね~ね」
寝る時はツインテールをおろすようで、長い髪をベッドにべったりつけながら起き上がる妹は可愛い♡
しかし、顔を洗った後にすぐさまツインテールを結び直していつもの姿となる。
「よしっ! 準備オッケー!」
両手をグッと握りながら台から飛び降りる妹の姿はとても愛らしい♡
まあ、俺も台を使わないとギリギリ鏡に映らないから使うんだけどね...。
簡易的な朝食を終えると再びクラウニーと作戦会議だ。
あれからしばらくの間アイシア城に滞在しながら準備を整えたおかげでそれなりに軍備は整ってきているし、最悪【守護天使】達と遭遇して敗北したとしても【冥帝】の墓所まで後退することもできるようになった。
一度でも負ければ終わりから負けても後退ができるようになった事の違いはあまりにも大きい。
次に挑むであろう砦はそこまで規模の大きい物ではないらしく、在中の兵士も100人足らずというこで1000くらいの兵士を連れて歩けば戦う事なく突破できるかもしれない。
流石に10倍の戦力差を見せつけながら歩いてくる魔物の大群を見て砦を放棄しない馬鹿はいないだろう。
一応フラスの言っていた事が本当かどうかアイシア在中の元人間である【アリカ☆】になった者達と情報を照らし合わせながら吟味した結果なので、恐らくフラスの言っていた事は本当だろう。
「以上の事から今週中にアイシアの砦を突破したい。 1000人くらいの兵士を連れてここを突破すれば豊かな大地にたどり着けるんだろう?」
「はいっ、僕が連れてこられた元の場所はそちらの国境領土ですから補償します」
いきなりケロ次郎が話に入ってきたが、話の信憑性が上がるのであれば問題ない。
「ケロ次郎もこう言っているし、作戦は明後日に決行し進軍速度的に3日後には砦攻略に乗り出そうと思うが異論はないな?」
「リウは良いよ!」
「素晴らしい判断ですアリカ様!」
「うむ! では今日から兵士達に準備を急がせよ!」
俺の言葉にクラウニーとケロ次郎が動き始める。
「リウは何をすれば良いの?」
と妹が言ってきたので「リウは基本的に俺の護衛だよ」と伝えておく。
「分かった! 今まではリウも守られていたけど今度はリウがね~ねを守る番なんだね! ちょっと嬉しいな」
えへへと喜ぶ妹を見て俺は多少複雑な気持ちになる。
確かに妹は強い。
けれどまだ9歳くらいの妹に戦いを経験させて良い物だとは全く思わないのだ。
今までは他にも強力な【アリカ☆】がいたのでリウも守られる側だったのだが、【キャラメイキング】ができない以上彼女にも戦ってもらわなくてはならない。
俺は妹の頭を撫でながらも(ごめんな)と心の中で呟くのでした。
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