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個人練習
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俺が夜のアイシア城でリウと共に歩いていると...。
「んっ...? あれは...」
「はっ!」
夜中に城の中で刀を振るうケロ次郎がいました。
「精が出るな」
と言う言葉に対して彼は「アリカ様」と答えました。
「それは刀か?」
「はいっ、この城には色んな武器があって目移りしそうになりましたが、これが1番使いやすそうに見えました」
(...それはきっと俺の【キャラカスタム】の影響だろうな)
ケロ次郎には俺の相棒だったケロナという蛙娘の記憶を与えている。
そしてそのケロナの得意武器が刀だったのだ。
そう考えるとケロ次郎が武器に刀を選ぶのは自然の摂理である。
「個人練習は順調か?」
「はいっ! それはもちろん! 先ほどの戦いで何もできなかったのが悔しく思い、今ではもっと強い力を欲しています」
「お前は演習を続けていけば確実に強くなる」
そう言ったのは嘘ではない。
彼の素のイメージであるケロナは一度も【キャラカスタム】を受ける事なく俺の軍勢の中でも一二を争うほどの強者足り得たのだ。
恐らく俺の妹であるリウよりもケロナは強いだろう。
少なくとも俺はそう思っているし、そんなケロナをイメージして力を与えたケロ次郎にも期待はしている。
俺がイメージする程度の強さを秘めているのだとすれば、潜在能力だけで言えば今の手持ちの中でも最強クラスだろう。
フラスとマリーの合体後の姿に目立った戦績を上げていないとは言え、一度攻撃を当てている。
【冥帝】すら倒せる相手に今まで戦ったことの無い人物が攻撃を当てただけでも及第点とすべきだろう。
「お前には期待しているからな」
「はいっ!」
声を大きく上げた後も彼は個人演習に勤しむ姿が確認できた。
俺は少し微笑みながら自室に戻り、眠りにつくのでした。
「んっ...? あれは...」
「はっ!」
夜中に城の中で刀を振るうケロ次郎がいました。
「精が出るな」
と言う言葉に対して彼は「アリカ様」と答えました。
「それは刀か?」
「はいっ、この城には色んな武器があって目移りしそうになりましたが、これが1番使いやすそうに見えました」
(...それはきっと俺の【キャラカスタム】の影響だろうな)
ケロ次郎には俺の相棒だったケロナという蛙娘の記憶を与えている。
そしてそのケロナの得意武器が刀だったのだ。
そう考えるとケロ次郎が武器に刀を選ぶのは自然の摂理である。
「個人練習は順調か?」
「はいっ! それはもちろん! 先ほどの戦いで何もできなかったのが悔しく思い、今ではもっと強い力を欲しています」
「お前は演習を続けていけば確実に強くなる」
そう言ったのは嘘ではない。
彼の素のイメージであるケロナは一度も【キャラカスタム】を受ける事なく俺の軍勢の中でも一二を争うほどの強者足り得たのだ。
恐らく俺の妹であるリウよりもケロナは強いだろう。
少なくとも俺はそう思っているし、そんなケロナをイメージして力を与えたケロ次郎にも期待はしている。
俺がイメージする程度の強さを秘めているのだとすれば、潜在能力だけで言えば今の手持ちの中でも最強クラスだろう。
フラスとマリーの合体後の姿に目立った戦績を上げていないとは言え、一度攻撃を当てている。
【冥帝】すら倒せる相手に今まで戦ったことの無い人物が攻撃を当てただけでも及第点とすべきだろう。
「お前には期待しているからな」
「はいっ!」
声を大きく上げた後も彼は個人演習に勤しむ姿が確認できた。
俺は少し微笑みながら自室に戻り、眠りにつくのでした。
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