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地下通路
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「おかえりね~ね、あれっ? ケロ次郎は?」
「ああ、あいつには城の調査を任せてある」
「ふ~ん...、大丈夫なんですか?」
クラウニーが少し心配そうな表情をしていたが、俺は「大丈夫だ」と伝えた。
「ケロ次郎のパワーアップをした時のベースが尾行や隠密行動のプロでな」
「まあ、お手並拝見ですね」
帰ってくればケロ次郎の事を間違いなく認めるだろう。
俺も彼が帰ってくる事に期待している。
寧ろ帰って来なければ一度撤退してもいいかも知れないな。
そんな俺の不安は杞憂に終わり、夕暮れ時にケロ次郎が帰ってきた。
「どうだった?」
「奴らの部屋と脱出経路を見つけ出した、いつでも攻め入ることができます」
朗報に俺は拳を握る。
「よしっ! では今夜早速攻め入るか」
その言葉にクラウニーが一番喜んでいた。
「よしっ! ついに私の出番ですね! 城ごと【守護天使】を切り刻みます!」
大剣を担ぎながら素振りを始めて準備運動を行う【冥帝】の姿を見て「城ごとはやりすぎだろっ!」とツッコミを入れる俺。
やる気があるのは良いことだが、流石にね...。
そして夜が来るのを待ち、町外れの枯れた井戸から城の地下へと向かう。
枯れ果てた井戸の底には鉄格子が嵌められたドアがあり、そこをケロ次郎が昼間に開けていたようであっさりと地下通路に侵入できた。
そしてそこからアイシア城の地下牢獄に繋がり、なんとか地下室にへと辿り着くことができたのでした。
「ああ、あいつには城の調査を任せてある」
「ふ~ん...、大丈夫なんですか?」
クラウニーが少し心配そうな表情をしていたが、俺は「大丈夫だ」と伝えた。
「ケロ次郎のパワーアップをした時のベースが尾行や隠密行動のプロでな」
「まあ、お手並拝見ですね」
帰ってくればケロ次郎の事を間違いなく認めるだろう。
俺も彼が帰ってくる事に期待している。
寧ろ帰って来なければ一度撤退してもいいかも知れないな。
そんな俺の不安は杞憂に終わり、夕暮れ時にケロ次郎が帰ってきた。
「どうだった?」
「奴らの部屋と脱出経路を見つけ出した、いつでも攻め入ることができます」
朗報に俺は拳を握る。
「よしっ! では今夜早速攻め入るか」
その言葉にクラウニーが一番喜んでいた。
「よしっ! ついに私の出番ですね! 城ごと【守護天使】を切り刻みます!」
大剣を担ぎながら素振りを始めて準備運動を行う【冥帝】の姿を見て「城ごとはやりすぎだろっ!」とツッコミを入れる俺。
やる気があるのは良いことだが、流石にね...。
そして夜が来るのを待ち、町外れの枯れた井戸から城の地下へと向かう。
枯れ果てた井戸の底には鉄格子が嵌められたドアがあり、そこをケロ次郎が昼間に開けていたようであっさりと地下通路に侵入できた。
そしてそこからアイシア城の地下牢獄に繋がり、なんとか地下室にへと辿り着くことができたのでした。
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