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【守護天使】マリー
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「嬢ちゃん可愛いわね、後で私と遊ばない?」
そう聞いてくる【守護天使】マリーに俺はタジタジになる。
(こいつ! 魔族の癖に天使だとか言っているのか!? その翼も実は幻影魔法がかかった偽物なんじゃないのか!?)
そう思ってしまう程に彼女から感じられる魔力は確実に悪魔よりでした。
正直言って天使なのは見た目だけだな。
俺は財布を受け取ると、盗賊のフラスが彼女にこう呟いた。
「マリー、遊んでないで行くよ」
「は~い、【8天勇者】様」
遠くになっていく後ろ姿を見て俺は汗だくなっていた。
「アリカ様、大丈夫ですか?」
ケロ次郎に名前を呼ばれてハッとした俺は彼にこう呟いた。
「アイツらが城の中に入るまで尾行してくれないか? 今のケロ次郎ならきっと気付かれずに尾行できる」
「尾行なんてした事ありませんが...今の僕の記憶の中には尾行のやり方が確かにありますね」
「ああ、お前なら大丈夫だ、できれば城内に侵入してマッピングを行い裏口とかを見つけてくれ、こう言う城には大抵一個くらい秘密の隠し通路はあるはずだからな」
自分が城主だった事もあり避難経路は必ず作ってあると踏む。
「はいっ、分かりました」
「任せたぞ、だけど深追いはするな」
俺は念を押して彼に尾行を頼む。
そして俺は一度宿に戻り集めた情報をリウやクラウニーと共有するのでした。
そう聞いてくる【守護天使】マリーに俺はタジタジになる。
(こいつ! 魔族の癖に天使だとか言っているのか!? その翼も実は幻影魔法がかかった偽物なんじゃないのか!?)
そう思ってしまう程に彼女から感じられる魔力は確実に悪魔よりでした。
正直言って天使なのは見た目だけだな。
俺は財布を受け取ると、盗賊のフラスが彼女にこう呟いた。
「マリー、遊んでないで行くよ」
「は~い、【8天勇者】様」
遠くになっていく後ろ姿を見て俺は汗だくなっていた。
「アリカ様、大丈夫ですか?」
ケロ次郎に名前を呼ばれてハッとした俺は彼にこう呟いた。
「アイツらが城の中に入るまで尾行してくれないか? 今のケロ次郎ならきっと気付かれずに尾行できる」
「尾行なんてした事ありませんが...今の僕の記憶の中には尾行のやり方が確かにありますね」
「ああ、お前なら大丈夫だ、できれば城内に侵入してマッピングを行い裏口とかを見つけてくれ、こう言う城には大抵一個くらい秘密の隠し通路はあるはずだからな」
自分が城主だった事もあり避難経路は必ず作ってあると踏む。
「はいっ、分かりました」
「任せたぞ、だけど深追いはするな」
俺は念を押して彼に尾行を頼む。
そして俺は一度宿に戻り集めた情報をリウやクラウニーと共有するのでした。
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