2 / 29
また夢から覚める
しおりを挟む
「ふゆ...マフユ!」
僕は叫びながら目を覚ました!
全身汗ぐっしょりになりながらも死んだ時の感覚は残っていた。
「はぁ...はぁ...。夢? いや...あれは...」
あの実感は夢であるとは言いづらい。
今でも氷が全身を壊死させて行くあの感覚は残っているのだから...。
僕は大きく深呼吸して辺りを見回した。
「ここは...セリアの部屋?」
ゲームの中で何度も見てきたので分かる。
ここは数日間マフユやメルと一緒に過ごした最初の村にあるセリアの部屋だった。
僕は急いでカレンダーを確認する。
「...やっぱり」
僕はこの手に現象に慣れているので直ぐに理解した。
「これはループに入った...と考えて良いだろう」
ループ物。
それは知っている人なら知っているだろう現象。
何かが起きたり死んだりすると最初の日に戻る現象だ。
取り敢えず僕は落ち着きながら自身のステータスを確認した。
(...もしかしたら上げたレベルも戻ってるかもしれない)
そう、デスコーン襲撃までに祭りの準備やそれまでのイベントを挟む必要がある。
デスコーン襲撃までに得た経験値は消えている可能性があるのだからステータスは確認しておいた方がいいだろう。
ちなみに僕のステータスはこんな感じだ。
セリア【少女剣士】レベル2
HP ・38
MP・12
力・15+5
守り・25+2
精神力・10
素早さ・30
知力・5
器用さ・12
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・0
耐性『無し』
EXスキル『【メニュー】【剣の心得・初級】【回帰】』
攻撃スキル『【疾風の刃】』
魔法『覚えてないよ』
装備品
武器【少女の剣】
攻撃力+5
『夢を追いかけ続ける少女の剣。安物だが夢がいっぱい!』
防具【少女剣士の服】
防御力+2
『夢を追いかける少女剣士の服。安物だけど気合い十分!』
まんまゲームの時と同じ説明文なので少し微笑ましいが今はそれどころではない。
僕は家を飛び出してマフユのところへと向かうのでした。
僕は叫びながら目を覚ました!
全身汗ぐっしょりになりながらも死んだ時の感覚は残っていた。
「はぁ...はぁ...。夢? いや...あれは...」
あの実感は夢であるとは言いづらい。
今でも氷が全身を壊死させて行くあの感覚は残っているのだから...。
僕は大きく深呼吸して辺りを見回した。
「ここは...セリアの部屋?」
ゲームの中で何度も見てきたので分かる。
ここは数日間マフユやメルと一緒に過ごした最初の村にあるセリアの部屋だった。
僕は急いでカレンダーを確認する。
「...やっぱり」
僕はこの手に現象に慣れているので直ぐに理解した。
「これはループに入った...と考えて良いだろう」
ループ物。
それは知っている人なら知っているだろう現象。
何かが起きたり死んだりすると最初の日に戻る現象だ。
取り敢えず僕は落ち着きながら自身のステータスを確認した。
(...もしかしたら上げたレベルも戻ってるかもしれない)
そう、デスコーン襲撃までに祭りの準備やそれまでのイベントを挟む必要がある。
デスコーン襲撃までに得た経験値は消えている可能性があるのだからステータスは確認しておいた方がいいだろう。
ちなみに僕のステータスはこんな感じだ。
セリア【少女剣士】レベル2
HP ・38
MP・12
力・15+5
守り・25+2
精神力・10
素早さ・30
知力・5
器用さ・12
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・0
耐性『無し』
EXスキル『【メニュー】【剣の心得・初級】【回帰】』
攻撃スキル『【疾風の刃】』
魔法『覚えてないよ』
装備品
武器【少女の剣】
攻撃力+5
『夢を追いかけ続ける少女の剣。安物だが夢がいっぱい!』
防具【少女剣士の服】
防御力+2
『夢を追いかける少女剣士の服。安物だけど気合い十分!』
まんまゲームの時と同じ説明文なので少し微笑ましいが今はそれどころではない。
僕は家を飛び出してマフユのところへと向かうのでした。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
玲眠の真珠姫
紺坂紫乃
ファンタジー
空に神龍族、地上に龍人族、海に龍神族が暮らす『龍』の世界――三龍大戦から約五百年、大戦で最前線に立った海底竜宮の龍王姫・セツカは魂を真珠に封じて眠りについていた。彼女を目覚めさせる為、義弟にして恋人であった若き隻眼の将軍ロン・ツーエンは、セツカの伯父であり、義父でもある龍王の命によって空と地上へと旅立つ――この純愛の先に待ち受けるものとは? ロンの悲願は成就なるか。中華風幻獣冒険大河ファンタジー、開幕!!
現実だと思っていたら、異世界だった件
ながれ
ファンタジー
スメラギ ヤスト 17歳 ♂
はどこにでもいる普通の高校生だった。
いつものように学校に通い、学食を食べた後に居眠りしていると、
不意に全然知らない場所で目覚めることになった。
そこで知ったのは、自分が今まで生活していた現実が、
実は現実じゃなかったという新事実!
しかし目覚めた現実世界では人間が今にも滅びそうな状況だった。
スキル「魔物作成」を使いこなし、宿敵クレインに立ち向かう。
細々としかし力強く生きている人々と、ちょっと変わった倫理観。
思春期の少年は戸惑いながらも成長していく。
破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
前世で眼が見えなかった俺が異世界転生したら・・・
y@siron
ファンタジー
俺の眼が・・・見える!
てってれてーてってれてーてててててー!
やっほー!みんなのこころのいやしアヴェルくんだよ〜♪
一応神やってます!( *¯ ꒳¯*)どやぁ
この小説の主人公は神崎 悠斗くん
前世では色々可哀想な人生を歩んでね…
まぁ色々あってボクの管理する世界で第二の人生を楽しんでもらうんだ〜♪
前世で会得した神崎流の技術、眼が見えない事により研ぎ澄まされた感覚、これらを駆使して異世界で力を開眼させる
久しぶりに眼が見える事で新たな世界を楽しみながら冒険者として歩んでいく
色んな困難を乗り越えて日々成長していく王道?異世界ファンタジー
友情、熱血、愛はあるかわかりません!
ボクはそこそこ活躍する予定〜ノシ
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる