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水の大陸編
遺跡
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水の大陸の奥地。
森の中にそれはひっそりと佇んでいた。
何者にも見つからないように配置されたそれは、明らかに自然物では無かった。
中は広めの空洞のようで、かなり冷える為、タクヤに用意してもらった作業着(厚めver )を着ていた。
少しモコモコして歩き辛くなるが、寒いよりかはマシだと言える。
「暗くて何も見えないぞ~」
ある程度進むと、光が届かなくなって着たので、彼はランプの様な物を取り出した。
「こう言う時の為の魔道具さ!」
彼はトランクから基盤を一枚取り出して棒っ切れの先にそれをくくりつける。
すると、どこからともなく基盤が発火して明るくなった。
「すっごいな!魔道具って!」
「へへへ、だろっ!、なんだかマオと僕は気があうみたいだな!」
明るい雰囲気で進んで行くと、だたっ広い開けた場所に出てきた。
そこには壁画のようなものがあり、青いドラゴンと黒い何かが戦っているような描写がされている。
「これは...」
気になった私は壁画に触れる。
流石にこれだけで昔何が起きたかは分からないが、なんだか嫌な気分になるイラストだ。
壁画の続きを見て行くと、結局ドラゴンは敗れ、一人の人間が巨悪を滅ぼしたように描かれている。
しかもこれ、そんなに年数が経っているようには思えない。
遺跡自体は古い物だが、この壁画に追加されている部分は明らかに最近付け足された物だと分かる。
どう見ても、1~4年以内の製作物だろう。
「この壁画って、絶対付け足されているよね?」
私は不振に思いタクヤに聞く。
「うん、そうだよ!」
清々しい程あっさりと答える彼に、私はええ...と困惑した表情を向ける。
「でもすっごい迫力だな~!、こんだけ大きい絵を描くなんて、描いた人は巨人か!?」
マオが目を輝かせながら叫んでいると、タクヤが手を上げて答える。
「これ描いたのは僕友達さ!、もう随分前に亡くなったけどね!」
いらぬことを聞いてしまったように、彼女は俯いた。
「な...なんか変なこと聞いたみたいだな~...」
「いや、大丈夫!、僕は気にしてないよ!」
マオがほっとしたような表情をすると、タクヤが布切れに手を置いた。
「これが僕が言っていた面白い物だよ!」
彼が勢いよく布を剥ぎ取って、現れたのは!...
森の中にそれはひっそりと佇んでいた。
何者にも見つからないように配置されたそれは、明らかに自然物では無かった。
中は広めの空洞のようで、かなり冷える為、タクヤに用意してもらった作業着(厚めver )を着ていた。
少しモコモコして歩き辛くなるが、寒いよりかはマシだと言える。
「暗くて何も見えないぞ~」
ある程度進むと、光が届かなくなって着たので、彼はランプの様な物を取り出した。
「こう言う時の為の魔道具さ!」
彼はトランクから基盤を一枚取り出して棒っ切れの先にそれをくくりつける。
すると、どこからともなく基盤が発火して明るくなった。
「すっごいな!魔道具って!」
「へへへ、だろっ!、なんだかマオと僕は気があうみたいだな!」
明るい雰囲気で進んで行くと、だたっ広い開けた場所に出てきた。
そこには壁画のようなものがあり、青いドラゴンと黒い何かが戦っているような描写がされている。
「これは...」
気になった私は壁画に触れる。
流石にこれだけで昔何が起きたかは分からないが、なんだか嫌な気分になるイラストだ。
壁画の続きを見て行くと、結局ドラゴンは敗れ、一人の人間が巨悪を滅ぼしたように描かれている。
しかもこれ、そんなに年数が経っているようには思えない。
遺跡自体は古い物だが、この壁画に追加されている部分は明らかに最近付け足された物だと分かる。
どう見ても、1~4年以内の製作物だろう。
「この壁画って、絶対付け足されているよね?」
私は不振に思いタクヤに聞く。
「うん、そうだよ!」
清々しい程あっさりと答える彼に、私はええ...と困惑した表情を向ける。
「でもすっごい迫力だな~!、こんだけ大きい絵を描くなんて、描いた人は巨人か!?」
マオが目を輝かせながら叫んでいると、タクヤが手を上げて答える。
「これ描いたのは僕友達さ!、もう随分前に亡くなったけどね!」
いらぬことを聞いてしまったように、彼女は俯いた。
「な...なんか変なこと聞いたみたいだな~...」
「いや、大丈夫!、僕は気にしてないよ!」
マオがほっとしたような表情をすると、タクヤが布切れに手を置いた。
「これが僕が言っていた面白い物だよ!」
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