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火の大陸編
マオの旅
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「ふふん♪」
宿を飛び出した私は、鼻歌を歌いながら観光スポットを回ることにした。
お金をそこまで持っていないが、昼食を食べれるくらいには持っている。
一人で外に出たことなど生まれて一度もないので新鮮だ。
朝日が眩しく差し込み、まさに南国の島にいるような気分になる。
日差しが強く、暖かいというよりも暑いといった印象を受ける。
なんでだろうか?、町を歩いているだけで楽しいと感じる。
「昨日は海の方に行ったので、逆の方向に行って見ようかな」
そう思って方向転換した時に何かにぶつかった。
「痛っ」
声を出して尻餅をつきながら、ぶつかった物を見てみると。
「あれ?、ユウリさんところの子供じゃないですか?、こんなところで1人で何してるんですか?」
緑髪の髪を風になびかせているナツキの姿があった。
「ナツキか!、ちょうどよかった!、余と一緒に遊ぼう!」
ウキウキ気分で声を出す私だが、彼は少し暗い表情だった。
「いえ、僕はこれからギルドの方に報告がありますので...」
そう言われるとガックリと肩を落として気分を落とす。
それを見た彼は少し微笑んでこう言いました。
「仕方ないですね...、ピコラさん、少しの間だけこの子と遊んであげられないでしょうか?」
いつのまにかナツキのパーティに見慣れない少女が参加している。
その言葉を聞いた茶髪の彼女は明らかに嫌そうな態度をとる。
彼女の服装は、まるで少年探偵のようなわんぱくな格好で、こんなにクソ暑い中にも関わらず、鹿撃ち帽を深く被っている。
「ハァ?、ナツキが相手してあげなさいよ、なんで私がこんなちっこいのと一緒に遊ばないといけないのよ!」
「ちっこい言うな!、これでも5000歳だぞ!」
息を荒げながら私は反論するが、彼女に鼻で笑われる。
「5000歳?、あーはいはいそういう子ね、絶対に無理っ!、こんな子と一緒にいるだけで発狂しそうだは」
うっとおしそうに手で払われたので苛立ち、私は反論する。
「本当だぞ!」
「あーはいはい、すごいですねー」
凄い棒読みだったが一応褒められたので照れる。
「えへへ~、ありがとう...」
「へっ?」
彼女は笑いを通り越して唖然としている、まさかここまで気持ちを読めない人間は、そういないと断言できるだろう。
少しだけマオという存在に興味が湧いたらしく、「少しだけなら遊んであげる...、でもつまらなかったらすぐに帰るからね」といいついて来てくれることになった。
そんな2人の様子を見たナツキと老人は苦笑いしながらこの場を去っていく。
「じゃあ行こっか!」
私は彼女の手を取って駆け出す。
彼女の方が私より背が高いので鑑走りのような体勢で引っ張られている。
「ちょ、わかったから手を離しさいよ!」
「へっへーん...、離しませ~ん♪」
マオの自由奔放っぷりに振り回されるピコラは、いかにもクソガキという印象を残しながら、次回に続く!!
宿を飛び出した私は、鼻歌を歌いながら観光スポットを回ることにした。
お金をそこまで持っていないが、昼食を食べれるくらいには持っている。
一人で外に出たことなど生まれて一度もないので新鮮だ。
朝日が眩しく差し込み、まさに南国の島にいるような気分になる。
日差しが強く、暖かいというよりも暑いといった印象を受ける。
なんでだろうか?、町を歩いているだけで楽しいと感じる。
「昨日は海の方に行ったので、逆の方向に行って見ようかな」
そう思って方向転換した時に何かにぶつかった。
「痛っ」
声を出して尻餅をつきながら、ぶつかった物を見てみると。
「あれ?、ユウリさんところの子供じゃないですか?、こんなところで1人で何してるんですか?」
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「ナツキか!、ちょうどよかった!、余と一緒に遊ぼう!」
ウキウキ気分で声を出す私だが、彼は少し暗い表情だった。
「いえ、僕はこれからギルドの方に報告がありますので...」
そう言われるとガックリと肩を落として気分を落とす。
それを見た彼は少し微笑んでこう言いました。
「仕方ないですね...、ピコラさん、少しの間だけこの子と遊んであげられないでしょうか?」
いつのまにかナツキのパーティに見慣れない少女が参加している。
その言葉を聞いた茶髪の彼女は明らかに嫌そうな態度をとる。
彼女の服装は、まるで少年探偵のようなわんぱくな格好で、こんなにクソ暑い中にも関わらず、鹿撃ち帽を深く被っている。
「ハァ?、ナツキが相手してあげなさいよ、なんで私がこんなちっこいのと一緒に遊ばないといけないのよ!」
「ちっこい言うな!、これでも5000歳だぞ!」
息を荒げながら私は反論するが、彼女に鼻で笑われる。
「5000歳?、あーはいはいそういう子ね、絶対に無理っ!、こんな子と一緒にいるだけで発狂しそうだは」
うっとおしそうに手で払われたので苛立ち、私は反論する。
「本当だぞ!」
「あーはいはい、すごいですねー」
凄い棒読みだったが一応褒められたので照れる。
「えへへ~、ありがとう...」
「へっ?」
彼女は笑いを通り越して唖然としている、まさかここまで気持ちを読めない人間は、そういないと断言できるだろう。
少しだけマオという存在に興味が湧いたらしく、「少しだけなら遊んであげる...、でもつまらなかったらすぐに帰るからね」といいついて来てくれることになった。
そんな2人の様子を見たナツキと老人は苦笑いしながらこの場を去っていく。
「じゃあ行こっか!」
私は彼女の手を取って駆け出す。
彼女の方が私より背が高いので鑑走りのような体勢で引っ張られている。
「ちょ、わかったから手を離しさいよ!」
「へっへーん...、離しませ~ん♪」
マオの自由奔放っぷりに振り回されるピコラは、いかにもクソガキという印象を残しながら、次回に続く!!
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