45 / 169
始まりの大陸編
ユウリのスキル
しおりを挟む
「えっとなになに?、勇者のスキルは大体わかる...、他に何か使えそうなスキルはと...」
俺はスキル欄を見ていくが、見慣れないスキルが追加されていた。
女体化した際の副産物だろうか?“魅了”のスキルが気になり見ていく。
先ほどのタコの魔物にも有効だったので、もしかしたら強力なスキルなのかもしれない。
「えっと...なになに....、バスト成長力+に色気UP+と体臭がいい香りになるスキルが基本スキルで、常時スキルが魅了への耐性UPと魅了確率UPに魅了範囲拡大...」
(あれ?思ったより変なスキルだな?いいスキルもあるけど、どうでもいいような基本スキルを取らないといけないとかいう酷い構成だ)
まあいい、問題は技スキルだ、強力なスキルがあれば習得する意味も出てくる。
俺は魅了の技スキルを見て赤面した。
相手を魅了する技というのは、俺には少し刺激が強すぎたのだ。
今の俺はたしかに女の体だ、この体で男を魅了するのはおそらく簡単だろう。
だが、技スキルを使うのは少々恥ずかしいので、基本スキルの色気UPと体臭がいい香りになるを取ってあとは常時スキルに振る。
バスト成長+には一切振らない、胸が大きくなっても邪魔なだけだ。
「よし、魅了のスキルポイントはこんなもんかな」
変な技も多いが意外と有能だろう、魅了というのは時に武力よりも大きな戦果を生み出すことを俺は知っている。
「てか勇者が魅了のスキルを得るってやばいな...」
普通魅了のスキルは淫魔が持つ物で、勇者の職につくものには無縁のスキルだ。
女体化したとはいえこんなスキルを覚えるなんてやっぱりおかしいと思う俺だが、有用そうなものはなんでも使う、それが俺のやり方だ。
他のスキルも見てみるが、やはり異色感を感じるのは魅了のスキルだけで、それ以外は元々ユウリが持っていたユニークスキルだった。
ある程度魅了に振ると、後はいつも通り勇者のスキルに振る。
“見切り”のスキルを再び習得すると、重複したためか見切りのスキルが強化された。
これからはもっと多くのことが見切りでわかるだろう。
めぼしいものが他にも見えたが、スキルポイントには限りがある。
とりあえず前提スキルに振り終わると、船内からメガホンを持った船員が出てきて大声で叫んだ。
「船内のお客様に通達します、本艦はまもなく火の大陸にご到着します!」
俺はそれを聞くと、二人を呼びに戻った。
俺はスキル欄を見ていくが、見慣れないスキルが追加されていた。
女体化した際の副産物だろうか?“魅了”のスキルが気になり見ていく。
先ほどのタコの魔物にも有効だったので、もしかしたら強力なスキルなのかもしれない。
「えっと...なになに....、バスト成長力+に色気UP+と体臭がいい香りになるスキルが基本スキルで、常時スキルが魅了への耐性UPと魅了確率UPに魅了範囲拡大...」
(あれ?思ったより変なスキルだな?いいスキルもあるけど、どうでもいいような基本スキルを取らないといけないとかいう酷い構成だ)
まあいい、問題は技スキルだ、強力なスキルがあれば習得する意味も出てくる。
俺は魅了の技スキルを見て赤面した。
相手を魅了する技というのは、俺には少し刺激が強すぎたのだ。
今の俺はたしかに女の体だ、この体で男を魅了するのはおそらく簡単だろう。
だが、技スキルを使うのは少々恥ずかしいので、基本スキルの色気UPと体臭がいい香りになるを取ってあとは常時スキルに振る。
バスト成長+には一切振らない、胸が大きくなっても邪魔なだけだ。
「よし、魅了のスキルポイントはこんなもんかな」
変な技も多いが意外と有能だろう、魅了というのは時に武力よりも大きな戦果を生み出すことを俺は知っている。
「てか勇者が魅了のスキルを得るってやばいな...」
普通魅了のスキルは淫魔が持つ物で、勇者の職につくものには無縁のスキルだ。
女体化したとはいえこんなスキルを覚えるなんてやっぱりおかしいと思う俺だが、有用そうなものはなんでも使う、それが俺のやり方だ。
他のスキルも見てみるが、やはり異色感を感じるのは魅了のスキルだけで、それ以外は元々ユウリが持っていたユニークスキルだった。
ある程度魅了に振ると、後はいつも通り勇者のスキルに振る。
“見切り”のスキルを再び習得すると、重複したためか見切りのスキルが強化された。
これからはもっと多くのことが見切りでわかるだろう。
めぼしいものが他にも見えたが、スキルポイントには限りがある。
とりあえず前提スキルに振り終わると、船内からメガホンを持った船員が出てきて大声で叫んだ。
「船内のお客様に通達します、本艦はまもなく火の大陸にご到着します!」
俺はそれを聞くと、二人を呼びに戻った。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。


調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる