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【次元龍】と【大帝】③
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「蒼い...イナズマ?」
【大帝】が驚いたような表情で我の事を見てくる。
「こんな戦い方を主は知らぬだろう...」
そう呟くと彼女は「へぇ...」と呟く。
「それが貴方の新しい力? 確かに凄まじい力を感じるけれど、それで私に勝てると思っているの?」
「これだけでは勝てないだろうな、だが我は【次元龍リギリアル】なり!」
そう叫びながら刀を振り上げて斬撃の刃を放つ!!
「私を殺す技がただの斬撃波? 期待はずれもいい所ね」
彼女がそっと指を弾いて斬撃をかき消したのだが...!
「この斬撃...、手応えがない!?」
そう彼女が言葉を発した次の瞬間!! 【大帝】の体に斬撃痕が入る!!
「ぐっ!?」
一瞬だけよろめいた彼女だが、すぐさま傷の回復を行い瞬時に怪我を治してしまった。
「今のは...」
少しだけ考える彼女でしたが、すぐさま我の方に向き直る。
「なるほど、道理で手応えが無いわけね、さっきの斬撃は次元を超えて私に当てたのか」
その言葉に我は答えた。
「ご名答、主に攻撃が当たる瞬間に斬撃を異次元へと飛ばしたのだ、そして貴様の防御姿勢が終わると同時に攻撃を再開したと言うわけだ、まあ1発で見破れたことだけは流石だと褒めてやりたいがな」
ふふんと笑う我の姿を見た彼女はニヤリと嫌な笑みを浮かべてこんな事を言い出した。
「流石ね【次元龍】、以前戦った時よりも確実に強くなっているのが分かるわ、無駄だと思うけれど貴方に聞いておきたいことがあるの」
「なんだ? 急に改まってからに...、命乞いならば聞かぬぞ?」
「そんなつまらないことじゃ無いよ」
「ではなんだ?」
彼女は一瞬だけ間を開けた後にとんでもない爆弾発言を投下してきた。
「貴方...、私の下に着かない?」
【大帝】が驚いたような表情で我の事を見てくる。
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「そんなつまらないことじゃ無いよ」
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