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【ターランド王】
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私達が【王の間】への扉を開いてみると、そこは血の匂い沸き立つ場所となっていました。
グチュグチュ、ズチュズチュ。
「うっ...」
ただの血の匂いであれば問題のなかったミカでさえそう呟く程に濃い血の匂いが私達を迎える。
「ミカ? 大丈夫?」
「師匠...、うん、大丈夫」
ミカは私の言葉で気を取り直すと【王の間】へと足を踏み入れました。
~【王の間】~
私達が玉座のある部屋へと侵入すると、そこは赤い肉片飛び交う謎の空間でした。
部屋の奥の玉座に座り込む老けた王様は女性の亡骸を抱いています。
(...あれがターランド王? ただの老けた老人のように見えるが)
私はそう思いながらも警戒を怠りません。
彼からは確かに何も感じませんが、この部屋から【大帝の眷属】としての魔力を感じる。
そんな中、ミカが王様に向かって走っていき、王様の首根っこを掴みながらこう言いました。
「おい!! お前が今まで攫ってきた女性達はどこにいるんだ!?」
その言葉にも王は黙っているのみ。
それに痺れを切らしたミカが腕を振り上げると、どこからともなく女性の叫び声が聞こえてきました。
「キャァァァァァ!!!!」
「なんだ!?」
私が声のする方を向いてみると、そこには赤い肉片に食べられている女性の姿が見えたので駆け出した次の瞬間!!
グゴゴゴゴ!!!
と赤い肉片達が蠢き始めるのでした。
グチュグチュ、ズチュズチュ。
「うっ...」
ただの血の匂いであれば問題のなかったミカでさえそう呟く程に濃い血の匂いが私達を迎える。
「ミカ? 大丈夫?」
「師匠...、うん、大丈夫」
ミカは私の言葉で気を取り直すと【王の間】へと足を踏み入れました。
~【王の間】~
私達が玉座のある部屋へと侵入すると、そこは赤い肉片飛び交う謎の空間でした。
部屋の奥の玉座に座り込む老けた王様は女性の亡骸を抱いています。
(...あれがターランド王? ただの老けた老人のように見えるが)
私はそう思いながらも警戒を怠りません。
彼からは確かに何も感じませんが、この部屋から【大帝の眷属】としての魔力を感じる。
そんな中、ミカが王様に向かって走っていき、王様の首根っこを掴みながらこう言いました。
「おい!! お前が今まで攫ってきた女性達はどこにいるんだ!?」
その言葉にも王は黙っているのみ。
それに痺れを切らしたミカが腕を振り上げると、どこからともなく女性の叫び声が聞こえてきました。
「キャァァァァァ!!!!」
「なんだ!?」
私が声のする方を向いてみると、そこには赤い肉片に食べられている女性の姿が見えたので駆け出した次の瞬間!!
グゴゴゴゴ!!!
と赤い肉片達が蠢き始めるのでした。
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