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【フィルア王国】再び⑨
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私が全てのアカギ組の構成員を排除し切ると、フィルア王国の民達から歓声が上がりました。
「ありがとう! 君達のおかげで残った人たちは救われたよ」
「お姉ちゃんありがとう!」
「助かった、礼を言う」
などと感謝の声を聞いた私は次に【ターランド】王国へと自然に足を歩ませていました。
「師匠...、【ターランド】に行くの?」
「...勿論さ、あの国には【フィルア】王国の女性達が連行されてるからね、あの女性差別の激しい国に連行された人達を全員救い出すまでは進撃を止めるつもりがないよ」
そっとミカの頭に手を置いてこうも付け加えました。
「もしも故郷を壊すのが辛いのなら、私はミカを置いていくよ? ミルシュの世話をして待っていてくれるだけでも私は充分だから」
その言葉に彼女は首を横に振りました。
「ううん、その逆だよ、あんなクソみたいな国を一度ぶっ壊す為に師匠についてきたんだからね、まさかこんなに早くチャンスがやってくるなんて思いもしなくてラッキーだと思ってるよ!」
私の左手に抱きついてくるミルシュも言いました。
「ママ! ミルシュも戦うよ! フィルア王国の唐揚げをもう一度食べたいから!」
ミルシュは食欲で動いている感があるが、まあいいだろう。
「ミカ...、ミルシュ...、いいか? 今から私達が相手にするのはいくらクソだとは言っても【国】だ、生半可な気持ちで戦う訳じゃないよ? それでもいいの?」
その言葉に対しての2人の返答は「「勿論!!」」なのでした。
「ありがとう! 君達のおかげで残った人たちは救われたよ」
「お姉ちゃんありがとう!」
「助かった、礼を言う」
などと感謝の声を聞いた私は次に【ターランド】王国へと自然に足を歩ませていました。
「師匠...、【ターランド】に行くの?」
「...勿論さ、あの国には【フィルア】王国の女性達が連行されてるからね、あの女性差別の激しい国に連行された人達を全員救い出すまでは進撃を止めるつもりがないよ」
そっとミカの頭に手を置いてこうも付け加えました。
「もしも故郷を壊すのが辛いのなら、私はミカを置いていくよ? ミルシュの世話をして待っていてくれるだけでも私は充分だから」
その言葉に彼女は首を横に振りました。
「ううん、その逆だよ、あんなクソみたいな国を一度ぶっ壊す為に師匠についてきたんだからね、まさかこんなに早くチャンスがやってくるなんて思いもしなくてラッキーだと思ってるよ!」
私の左手に抱きついてくるミルシュも言いました。
「ママ! ミルシュも戦うよ! フィルア王国の唐揚げをもう一度食べたいから!」
ミルシュは食欲で動いている感があるが、まあいいだろう。
「ミカ...、ミルシュ...、いいか? 今から私達が相手にするのはいくらクソだとは言っても【国】だ、生半可な気持ちで戦う訳じゃないよ? それでもいいの?」
その言葉に対しての2人の返答は「「勿論!!」」なのでした。
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