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勇者キィアVSガライの巫女カトラ④
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「【電撃】!!」
俺は放心状態のレイナちゃんに【電撃】の魔法を放ちました。
「きゃあ!!!」
【電撃】の魔法は見事レイナに命中し、彼女は声を上げながらその場に膝を着きました。
それを見たカトラは呆気に取られて俺にこう言いました。
「貴方...、仲間に【電撃】を放つなんてそれでも勇者なのですか?」
その答えに俺はこう返しました。
「仲間だからな...、放心状態の仲間に喝を入れるのも俺の役目だ!」
「...見下げた根性ですね、結局1人では勝てないから仲間の力を頼ろうと言う魂胆が見え見えなのが腹が立ちます」
怒りの表情で俺の事を見てくる彼女に言いました。
「...俺は勇者だ、勇者って言うのは皆ができない事をする決断力も必要になってくる、それが勇者だけが持つ勇気ってもんだろう?」
「なんか格好いい事を言ってるつもりでしょうけど、自分の力だけじゃ戦えないクズの発想ですね」
「...そうかもな、俺は今の今まで仲間と共に戦う事だけを考えていたから1人で戦う方法なんて考えた事がなかった、お陰で勉強になったよカトラ」
俺が敵に感謝を述べていると、電撃のダメージから復活したレイナが俺に向かって【強・電撃】を放ってきた!。
「あばばばば!!!!」
俺が電撃に打ち震える中、彼女は服についた埃を払い落としてこう言いました。
「キィア、ありがとう、おかげで目が覚めました」
凄く良い笑顔でそう呟いていますけど、顔が笑っていません。
「ど...どういたしまして...ガクッ」
レイナを戦線復帰させた俺は格好良く気絶し、後の事を彼女に任せることになりました。
俺は放心状態のレイナちゃんに【電撃】の魔法を放ちました。
「きゃあ!!!」
【電撃】の魔法は見事レイナに命中し、彼女は声を上げながらその場に膝を着きました。
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「貴方...、仲間に【電撃】を放つなんてそれでも勇者なのですか?」
その答えに俺はこう返しました。
「仲間だからな...、放心状態の仲間に喝を入れるのも俺の役目だ!」
「...見下げた根性ですね、結局1人では勝てないから仲間の力を頼ろうと言う魂胆が見え見えなのが腹が立ちます」
怒りの表情で俺の事を見てくる彼女に言いました。
「...俺は勇者だ、勇者って言うのは皆ができない事をする決断力も必要になってくる、それが勇者だけが持つ勇気ってもんだろう?」
「なんか格好いい事を言ってるつもりでしょうけど、自分の力だけじゃ戦えないクズの発想ですね」
「...そうかもな、俺は今の今まで仲間と共に戦う事だけを考えていたから1人で戦う方法なんて考えた事がなかった、お陰で勉強になったよカトラ」
俺が敵に感謝を述べていると、電撃のダメージから復活したレイナが俺に向かって【強・電撃】を放ってきた!。
「あばばばば!!!!」
俺が電撃に打ち震える中、彼女は服についた埃を払い落としてこう言いました。
「キィア、ありがとう、おかげで目が覚めました」
凄く良い笑顔でそう呟いていますけど、顔が笑っていません。
「ど...どういたしまして...ガクッ」
レイナを戦線復帰させた俺は格好良く気絶し、後の事を彼女に任せることになりました。
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