大きな町で小さな喫茶店を趣味で営む水系最強超能力者ツカサさんの経営戦略!!以前所属していた組織の残党から能力を狙われていますが問題ありません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
文字の大きさ
大中小
11 / 31
ネットサーフィン
しおりを挟む
私とノエルが新設された組織『カオスチャイルド』の情報を集めるためにネットを漁っていると...。
「...なにこれ」
それはとある掲示板での書き込みだった。
そこにはこう書かれてあった。
『俺は見たんだ!夜の町を走り去る電撃のイナズマを!』
私はその書き込みを見た時、何か嫌なものを感じた。
「どうした?ツカサ」
ノエルが私の顔を覗き込んでくる。
「いや、なんでもないよ...」
そう言いながらパソコンを閉じる。
気にはなるけど今は『カオスチャイルド』の事を調べないとね...
そう思いながら再びインターネットの海へ潜る。
しかしいくら裏サイトを調べても『カオスチャイルド』という組織は見つからなかった。
「おかしいなぁ、なんでだろ?」
すると後ろから声をかけられた。
「2人とも何してんだ?」
「レイカ! ちょうど良いところにきた! 『カオスチャイルド』について調べてるんだけどなんか知らない?」
レイカは少し考える素振りを見せた後答えてくれた。
「『カオスチャイルド』か...
それなら確かTVニュースになってなかったかな? 最近ちょいちょい物騒だからさ」
「え!?そうなの!?」
「あぁ、なんでもギャングとかヤクザみたいな奴らが夜中に銃を振り回したり爆弾投げたりって事件が多発しているらしいぜ」
「なんだそりゃ...」
「しかもそれだけじゃないんだぜ!」
「まだあるの?」
「おう!今度もヤバイぞ!! なんでも幹部クラスのメンバー全員が超能力者でめちゃくちゃ強いんだとよ!!」
「うわー、最悪じゃん。じゃあさ、その能力者ってどんなのか分かる?」
「私もよく知らねぇんだよなぁ~
でも噂だと炎使いとか水使いがいるみたいだぜ!」
「炎に水?なんだか私たちみたいだね」
「そうだな!まぁ、私とツカサも炎と水の超能力者だしな!」
笑いながら話しているとノエルがボソッと呟いた。
「裏サイトにも載ってないような連中なのに、TVニュースなんかで名前が出るなんておかしくないか?」
確かに彼女の言う通りかもしれない。
それに私たちは今まで色々な裏サイトを調べてきたけど『カオスチャイルド』という名前は出てこなかった。
「...これは直接確かめに行くしかないかもね」
「確かめるってどうやって?」
「決まってるでしょ!『カオスチャイルド』のメンバーの上位陣営に会って吐かせるんだよ」
「...妙に今日のツカサハイテンションだね。何かあった?」
「ううん、別に」
そう呟くノエルに私は微笑み返す。
正直なところ、かなり楽しみにしている自分がいる。
超能力者はこの世界ではそこそこ珍しい存在だけど全くいないわけではない。
現に私たちだって超能力者の端くれなのだから。
超能力者に憧れる子供だって少なくはないし、ここビッグスターシティでは超能力の開発だって行なっている。
まあ、大半は低レベルの能力者で終わりなのだが、たま~に強い能力者が出てくる事がある。
そういった人達が『カオスチャイルド』に入っている可能性は高いと考えた私は取り敢えずあそこを当たってみる事にするのでした。
「...なにこれ」
それはとある掲示板での書き込みだった。
そこにはこう書かれてあった。
『俺は見たんだ!夜の町を走り去る電撃のイナズマを!』
私はその書き込みを見た時、何か嫌なものを感じた。
「どうした?ツカサ」
ノエルが私の顔を覗き込んでくる。
「いや、なんでもないよ...」
そう言いながらパソコンを閉じる。
気にはなるけど今は『カオスチャイルド』の事を調べないとね...
そう思いながら再びインターネットの海へ潜る。
しかしいくら裏サイトを調べても『カオスチャイルド』という組織は見つからなかった。
「おかしいなぁ、なんでだろ?」
すると後ろから声をかけられた。
「2人とも何してんだ?」
「レイカ! ちょうど良いところにきた! 『カオスチャイルド』について調べてるんだけどなんか知らない?」
レイカは少し考える素振りを見せた後答えてくれた。
「『カオスチャイルド』か...
それなら確かTVニュースになってなかったかな? 最近ちょいちょい物騒だからさ」
「え!?そうなの!?」
「あぁ、なんでもギャングとかヤクザみたいな奴らが夜中に銃を振り回したり爆弾投げたりって事件が多発しているらしいぜ」
「なんだそりゃ...」
「しかもそれだけじゃないんだぜ!」
「まだあるの?」
「おう!今度もヤバイぞ!! なんでも幹部クラスのメンバー全員が超能力者でめちゃくちゃ強いんだとよ!!」
「うわー、最悪じゃん。じゃあさ、その能力者ってどんなのか分かる?」
「私もよく知らねぇんだよなぁ~
でも噂だと炎使いとか水使いがいるみたいだぜ!」
「炎に水?なんだか私たちみたいだね」
「そうだな!まぁ、私とツカサも炎と水の超能力者だしな!」
笑いながら話しているとノエルがボソッと呟いた。
「裏サイトにも載ってないような連中なのに、TVニュースなんかで名前が出るなんておかしくないか?」
確かに彼女の言う通りかもしれない。
それに私たちは今まで色々な裏サイトを調べてきたけど『カオスチャイルド』という名前は出てこなかった。
「...これは直接確かめに行くしかないかもね」
「確かめるってどうやって?」
「決まってるでしょ!『カオスチャイルド』のメンバーの上位陣営に会って吐かせるんだよ」
「...妙に今日のツカサハイテンションだね。何かあった?」
「ううん、別に」
そう呟くノエルに私は微笑み返す。
正直なところ、かなり楽しみにしている自分がいる。
超能力者はこの世界ではそこそこ珍しい存在だけど全くいないわけではない。
現に私たちだって超能力者の端くれなのだから。
超能力者に憧れる子供だって少なくはないし、ここビッグスターシティでは超能力の開発だって行なっている。
まあ、大半は低レベルの能力者で終わりなのだが、たま~に強い能力者が出てくる事がある。
そういった人達が『カオスチャイルド』に入っている可能性は高いと考えた私は取り敢えずあそこを当たってみる事にするのでした。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説


【BIO DEFENSE】 ~終わった世界に作られる都市~
こばん
SF
世界は唐突に終わりを告げる。それはある日突然現れて、平和な日常を過ごす人々に襲い掛かった。それは醜悪な様相に異臭を放ちながら、かつての日常に我が物顔で居座った。
人から人に感染し、感染した人はまだ感染していない人に襲い掛かり、恐るべき加速度で被害は広がって行く。
それに対抗する術は、今は無い。
平和な日常があっという間に非日常の世界に変わり、残った人々は集い、四国でいくつかの都市を形成して反攻の糸口と感染のルーツを探る。
しかしそれに対してか感染者も進化して困難な状況に拍車をかけてくる。
さらにそんな状態のなかでも、権益を求め人の足元をすくうため画策する者、理性をなくし欲望のままに動く者、この状況を利用すらして己の利益のみを求めて動く者らが牙をむき出しにしていきパニックは混迷を極める。
普通の高校生であったカナタもパニックに巻き込まれ、都市の一つに避難した。その都市の守備隊に仲間達と共に入り、第十一番隊として活動していく。様々な人と出会い、別れを繰り返しながら、感染者や都市外の略奪者などと戦い、都市同士の思惑に巻き込まれたりしながら日々を過ごしていた。
そして、やがて一つの真実に辿り着く。
それは大きな選択を迫られるものだった。
bio defence
※物語に出て来るすべての人名及び地名などの固有名詞はすべてフィクションです。作者の頭の中だけに存在するものであり、特定の人物や場所に対して何らかの意味合いを持たせたものではありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?
俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。
この他、
「新訳 零戦戦記」
「総統戦記」もよろしくお願いします。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
我らの輝かしきとき ~拝啓、坂の上から~
華研えねこ
歴史・時代
講和内容の骨子は、以下の通りである。
一、日本の朝鮮半島に於ける優越権を認める。
二、日露両国の軍隊は、鉄道警備隊を除いて満州から撤退する。
三、ロシアは樺太を永久に日本へ譲渡する。
四、ロシアは東清鉄道の内、旅順-長春間の南満洲支線と、付属地の炭鉱の租借権を日本へ譲渡する。
五、ロシアは関東州(旅順・大連を含む遼東半島南端部)の租借権を日本へ譲渡する。
六、ロシアは沿海州沿岸の漁業権を日本人に与える。
そして、1907年7月30日のことである。
【なろう430万pv!】船が沈没して大海原に取り残されたオッサンと女子高生の漂流サバイバル&スローライフ
海凪ととかる
SF
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。
衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。
絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。
ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。
大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。
はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?
小説家になろうSF(パニック)部門にて400万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。
カクヨムのSF部門においても高評価いただき80万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる