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ケロナ・氷河ステージ③
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「くっ...!」
「そらそらどうした!? さっきまで使っていた力を使ってみろよ!」
男にガンガン攻撃されながらそんな事を言われる私の本心は...。
(いやよ、だって疲れるもん)
でした。
だって本当に疲れるんだもん【極限】の力って。
この後の決勝で行われるであろうトラス戦で【極限】の力をフルに使いたい私はここで使うのを徹底して渋る事にしました。
(別に今の所使わなくても大丈夫でしょ、こいつは確かに強いけど私くらいの素早さがあればどうにでもなる)
どう見てもパワータイプな彼は私の動きに全くついてこれていません。
奴の攻撃を見てから動いても簡単に攻撃が躱せてしまうので勝負は見えているのです。
何発か殴りければ適当に終わると思っていた時期が私にもありました。
しかし、それも10発ほど殴りを入れた時になんとなく察してしまうのが私です。
(こいつ...私の攻撃を受けても全くダメージを受けてない?)
それに気がついたのがちょっと前だ。
普通の相手なら3発程殴ればダウンするのが普通だが、こいつは10発受けても平然と立っているし防御の姿勢を取ることもない。
むしろあえて私の攻撃を受けて何かを試しているような気さえしてくるので気味が悪い。
(何こいつ...)
まるで手応えを感じない不気味さに変な汗が流れる...。
「貴様...手加減をしているな...、俺を愚弄するな!!」
そう言われても力を極力使いたくない私は魔法での応戦を試みました。
「【ケロっと☆ すぱ~く】!!」
蒼き電撃が迸り奴の体にぶち当たっているというのに...。
「その程度か? 早く本気を出せ、あまり俺を失望させるな」
と余裕の表情を浮かべています。
正直言ってこれ以上戦っていても埒があかないと認識した私は彼のお望み通り【極限】の状態に入るのでした。
「そらそらどうした!? さっきまで使っていた力を使ってみろよ!」
男にガンガン攻撃されながらそんな事を言われる私の本心は...。
(いやよ、だって疲れるもん)
でした。
だって本当に疲れるんだもん【極限】の力って。
この後の決勝で行われるであろうトラス戦で【極限】の力をフルに使いたい私はここで使うのを徹底して渋る事にしました。
(別に今の所使わなくても大丈夫でしょ、こいつは確かに強いけど私くらいの素早さがあればどうにでもなる)
どう見てもパワータイプな彼は私の動きに全くついてこれていません。
奴の攻撃を見てから動いても簡単に攻撃が躱せてしまうので勝負は見えているのです。
何発か殴りければ適当に終わると思っていた時期が私にもありました。
しかし、それも10発ほど殴りを入れた時になんとなく察してしまうのが私です。
(こいつ...私の攻撃を受けても全くダメージを受けてない?)
それに気がついたのがちょっと前だ。
普通の相手なら3発程殴ればダウンするのが普通だが、こいつは10発受けても平然と立っているし防御の姿勢を取ることもない。
むしろあえて私の攻撃を受けて何かを試しているような気さえしてくるので気味が悪い。
(何こいつ...)
まるで手応えを感じない不気味さに変な汗が流れる...。
「貴様...手加減をしているな...、俺を愚弄するな!!」
そう言われても力を極力使いたくない私は魔法での応戦を試みました。
「【ケロっと☆ すぱ~く】!!」
蒼き電撃が迸り奴の体にぶち当たっているというのに...。
「その程度か? 早く本気を出せ、あまり俺を失望させるな」
と余裕の表情を浮かべています。
正直言ってこれ以上戦っていても埒があかないと認識した私は彼のお望み通り【極限】の状態に入るのでした。
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