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サイラ王国との会議【改☆】
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俺とパルナ以外にはミユキとディンしかいない会議室に通される。
「ではここで話し合いをしましょう、題目は輸送中の被害軽減の策についてです」
(きたな...!)
既に解決策を出している俺だったが、いきなり俺の方法を明かすのも面白くないので先にあちらの方法を聞いておこう。
「ではまずパルナ殿の考えている方法を聞かせて貰いましょうか、こう言う会議をそちら側から出してきたという事はなにか策があっての事でしょう?」
そう聞いた俺の顔を見てニヤリと笑う彼女。
「はい、ではまずこちら側の意見を出させて貰いましょうか」
まるで俺の問いへの回答を既に持っていたかのように出された提示はこうだった。
まず第一にサイラ王国からアリカ王国への輸送にはサイラ王国の兵力をつける事。
第二にアリカ王国からサイラ王国への輸送にはアリカ王国の兵力をつける事。
第三に途中で輸送隊が襲われた場合、損害責任はその時に輸送隊を守っていた王国にあるという事。
彼女の言い分ならば確かに守っている方が責任を取るのは当たり前であるのだが、国の兵力をつけるだけで襲撃者どもを全て排除出来るかと言われれば怪しい所である。
しかし、従来通り輸送隊のみの配達を行っていた場合よりは遥かにマシだろう。
「う~む...、でもこれだと守りきれない場合があるよな? だって結局の所俺たちの兵士を何名か護衛につけるだけなのだろう? 優秀な兵士達をつければ確かに襲撃者からの防衛力は増すだろうが奴らの戦力とこちらの防衛力を天秤にかけた時に必ずしも俺たちの方が上に行くとは限らないよな?」
その言葉を待ってましたとばかりに俺に話題を振ってくる女王パルナ。
「では、アリカ様の意見をお聞かせください♪」
その時の笑顔を見て一杯食わされたと思う俺。
ここで俺が意見を言えばきっと通るのだろうけど、全てこちら持ちになる事は明白である。
いや...、それでも言うけどね。
俺はため息を吐きながらも自分の意見を述べる。
「パルナが知っているかは知らないけど、俺が提案するのは...」
俺の言葉を聞いた瞬間の皆の表情は『?』マークに満ち溢れているのでした。
「ではここで話し合いをしましょう、題目は輸送中の被害軽減の策についてです」
(きたな...!)
既に解決策を出している俺だったが、いきなり俺の方法を明かすのも面白くないので先にあちらの方法を聞いておこう。
「ではまずパルナ殿の考えている方法を聞かせて貰いましょうか、こう言う会議をそちら側から出してきたという事はなにか策があっての事でしょう?」
そう聞いた俺の顔を見てニヤリと笑う彼女。
「はい、ではまずこちら側の意見を出させて貰いましょうか」
まるで俺の問いへの回答を既に持っていたかのように出された提示はこうだった。
まず第一にサイラ王国からアリカ王国への輸送にはサイラ王国の兵力をつける事。
第二にアリカ王国からサイラ王国への輸送にはアリカ王国の兵力をつける事。
第三に途中で輸送隊が襲われた場合、損害責任はその時に輸送隊を守っていた王国にあるという事。
彼女の言い分ならば確かに守っている方が責任を取るのは当たり前であるのだが、国の兵力をつけるだけで襲撃者どもを全て排除出来るかと言われれば怪しい所である。
しかし、従来通り輸送隊のみの配達を行っていた場合よりは遥かにマシだろう。
「う~む...、でもこれだと守りきれない場合があるよな? だって結局の所俺たちの兵士を何名か護衛につけるだけなのだろう? 優秀な兵士達をつければ確かに襲撃者からの防衛力は増すだろうが奴らの戦力とこちらの防衛力を天秤にかけた時に必ずしも俺たちの方が上に行くとは限らないよな?」
その言葉を待ってましたとばかりに俺に話題を振ってくる女王パルナ。
「では、アリカ様の意見をお聞かせください♪」
その時の笑顔を見て一杯食わされたと思う俺。
ここで俺が意見を言えばきっと通るのだろうけど、全てこちら持ちになる事は明白である。
いや...、それでも言うけどね。
俺はため息を吐きながらも自分の意見を述べる。
「パルナが知っているかは知らないけど、俺が提案するのは...」
俺の言葉を聞いた瞬間の皆の表情は『?』マークに満ち溢れているのでした。
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