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イベント練習【改☆】
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~次の日の朝~
俺がヨミとヤシャ、そして妹をとある場所に呼び集めたのは他でもなく、近々行われるキュラナ村特有の祭りである豊穣祭に参加させようとしたからだ。
そしてその呼び集めた場所というのが、以前に奪った盗賊団団長の屋敷である。
今ではすっかり俺の第二屋敷的な雰囲気が定着しているのだが、昔はおどろおどろしい雰囲気が漂っていたのを今でも覚えている。
2人が俺の屋敷のホールに入ってきた時には驚いていた。
「...広いな」
「...やっぱりアリカ様って凄い人なんですね」
ありゃっ? 少し萎縮させてしまったかな?。
ちょっと失敗したと思いつつも説明を促す。
「こほん、2人には俺たちと共に1週間後に執り行われる【豊穣祭】に向けてそれ用の踊りを俺たち姉妹と一緒に覚えて貰います」
俺の言葉に2人とも驚いていた。
「えっ? 私が...ですか?」
「...」
ヨミはあらか様な反応を示していたのだが、ヤシャは完全に固まっている。
「まあ、まあ落ち着いて、俺も一緒に踊るし難しい振り付けは考えていない」
(難しい振り付けなんてあったら俺が踊れないしな)
全編簡単な踊りをとり行いながら、アリカ☆ 達のサポートによる飾り付けで盛り上げようと言うのだ。
だから俺たちが上手く踊る必要はない。
「俺たちはただ楽しそうにステージの上で踊ればいいんだよ、村の未来である子供達が笑顔で皆の前で踊る事に意味があるんだからな」
俺はそう言いながら蒼いハッピを2人にも渡していく。
俺とリウは普段着の上から既に装着済みだ。
2人が着替え終わると俺たちはラジカセ用のアリカ☆ に音楽を流させる。
「じゃあ一通り俺とリウが踊るから、2人はそれを見て次から一緒に踊ってくれ!」
俺とリウ音楽に合わせて踊っていると、横槍を入れるかのようにミユキが声援を送ってくれた。
「可愛いですよ! 最高です!! アリカ様♡ リウ様♡」
彼女が練習中で動きがぎこちないと言うのにそこまでベタ褒めするのは、きっと俺たちの事を母親のような目線で眺めているからだろう。
だからこそ、頑張る我が子の踊りを見て褒められるのだ。
(べ...別に恥ずかしくなんかないんだからね!)
俺が変なツンデレ属性を放ちながら、ヨミとヤシャと共に踊りの練習をする時が来た。
「じゃあ、2人とも行くぞ! ミュージックスタート!!」
俺の号令と共に音楽がホール中に鳴り響くのでした。
俺がヨミとヤシャ、そして妹をとある場所に呼び集めたのは他でもなく、近々行われるキュラナ村特有の祭りである豊穣祭に参加させようとしたからだ。
そしてその呼び集めた場所というのが、以前に奪った盗賊団団長の屋敷である。
今ではすっかり俺の第二屋敷的な雰囲気が定着しているのだが、昔はおどろおどろしい雰囲気が漂っていたのを今でも覚えている。
2人が俺の屋敷のホールに入ってきた時には驚いていた。
「...広いな」
「...やっぱりアリカ様って凄い人なんですね」
ありゃっ? 少し萎縮させてしまったかな?。
ちょっと失敗したと思いつつも説明を促す。
「こほん、2人には俺たちと共に1週間後に執り行われる【豊穣祭】に向けてそれ用の踊りを俺たち姉妹と一緒に覚えて貰います」
俺の言葉に2人とも驚いていた。
「えっ? 私が...ですか?」
「...」
ヨミはあらか様な反応を示していたのだが、ヤシャは完全に固まっている。
「まあ、まあ落ち着いて、俺も一緒に踊るし難しい振り付けは考えていない」
(難しい振り付けなんてあったら俺が踊れないしな)
全編簡単な踊りをとり行いながら、アリカ☆ 達のサポートによる飾り付けで盛り上げようと言うのだ。
だから俺たちが上手く踊る必要はない。
「俺たちはただ楽しそうにステージの上で踊ればいいんだよ、村の未来である子供達が笑顔で皆の前で踊る事に意味があるんだからな」
俺はそう言いながら蒼いハッピを2人にも渡していく。
俺とリウは普段着の上から既に装着済みだ。
2人が着替え終わると俺たちはラジカセ用のアリカ☆ に音楽を流させる。
「じゃあ一通り俺とリウが踊るから、2人はそれを見て次から一緒に踊ってくれ!」
俺とリウ音楽に合わせて踊っていると、横槍を入れるかのようにミユキが声援を送ってくれた。
「可愛いですよ! 最高です!! アリカ様♡ リウ様♡」
彼女が練習中で動きがぎこちないと言うのにそこまでベタ褒めするのは、きっと俺たちの事を母親のような目線で眺めているからだろう。
だからこそ、頑張る我が子の踊りを見て褒められるのだ。
(べ...別に恥ずかしくなんかないんだからね!)
俺が変なツンデレ属性を放ちながら、ヨミとヤシャと共に踊りの練習をする時が来た。
「じゃあ、2人とも行くぞ! ミュージックスタート!!」
俺の号令と共に音楽がホール中に鳴り響くのでした。
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