TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

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【極限大戦】【改☆】

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 私達は一斉に【極限】の力を扱いギサラに攻めいる!!。

「【蒼極】!!」

「【勇極】!!」

「【友極】!!」

「【笑極】!!」

「【桜極】!!」

「【聖極】!!」

 6人の【極限】能力者達による一斉攻撃!!。

 それは大陸さえも吹き飛ばさん程の破壊力秘めている事に違いはないのだが...。

 ギサラはそれほどの強大なエネルギーを前にしてもなお、不敵な笑みを止める事は無かった。

「巨大なエネルギーを感じる...、いいなお前ら...」

 彼のその狂気染みた言葉にここにいる全員が悪寒を感じる。

 たとえ【極限】の力を保有した者であっても恐怖と言う感情を克服できる訳ではないのだ。

「お前たちの生命エネルギー全てをネアに捧げろ!!」

 ぐわっ!! と溢れる魔力の力場に私達はすっ飛ばされた!!。

 私は砂浜に打ちつけられる瞬間に受け身を取り奴の方を見る。

 しかし、次の瞬間には別の場所に移動していた。

 まず標的になったのはリウだ。

 ギサラの素早い動きに翻弄されながらも魔法を放ち続けるリウの攻撃など全く意にも介さず避け続けている彼の動きは、まさしく神の如き身のこなしと言えるだろう。

 私から見てもそれ程の素早さなのだ。

「リウ!!」

 私は彼女を援護するために水の防御膜を貼ってやるのだが...。

「しゃらくせぇ!!」

 彼はそれを力づくで払いのけてしまったのだ!。

 魔法の膜を力づくで剥ぎ取るなんて芸当は、誰にでもできるわけではない。

 相当な力量差があってこそできる事である。

 つまり、今の私とギサラにはそれだけの力の差が生じていると言うわけだ。

「まずい!!」

 私が叫んだ時にはもう遅い。

 彼の拳がリウのガードを容易く破りさり、クリーンヒットした腹を押さえる彼女の姿が見えた。

「「リウ!!」」

 私とアリカは彼女の名前を呼ぶが返事が返ってこない。

 恐らく気絶してしまったのだろう。

「まず1人...」

 明らかにヤバい雰囲気を醸し出しているギサラを前にした結果、皆の士気が相当下がっている事に気がついた私は率先して前に出る。

 刀を振りかざし奴の腕を一本もらう気で斬りかかるのだが...。

 ガギィン!!! と彼の腕によって受け止められてしまった。

「なっ!?」

 海底神殿の外壁さえ破った私の刀ですら、彼の腕を切り落とす事は出来なかったのだ。

「ちょっといてぇな...」

 とだけ呟いた彼が私に反撃してくる!。

 微かに見える攻撃の軌道を頼りに躱し続けているがいつまでも持つものではない。

「くそっ!」

 反撃のチャンスを見つけられないまま、今は彼の攻撃を回避する事に専念するのでした。
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